最近よく考えることがある。日本に生まれて自分はなんて幸せなんだろうと。ニュースでは不景気とか凶悪犯罪が増えて住みにくい時代になったとよく言われているが、世界に国々と比べるとまだまだ豊かで安全な国であると思う。それが当たり前になっているから少しの不景気でおたおたする。不景気だとか悲嘆にくれる前にもっと世界の国に目を向けるべきであると思う。そうするときっと恥ずかしく思うだろう。こんなにも日本人が恵まれすぎていることに。努力すればなりたい職につける。飢えることはない。自由がある。何かあっても国が保障してくれる。今、社会が悪いとか国が悪いとか景気が悪いとか文句を言う前にまず自分を見つめなくてはいけないと思う。
もしかしたら僕はどこかの難民の子に生まれたかもしれない。貧しくて沢山の兄弟を養うために屑鉄を拾って生活しなくてはいけない環境に生まれたかもしれない。1日で1~2ドルの生活しかできない国に生まれたかもしれない。本当に偶然、この豊かな日本で生まれたことは奇跡だと思う。だから、今の生活が当たり前であると考えることはやめようと思う。なぜ今の僕たちがこのような幸せな環境で生きていくことができるのか考えていこうと思う。先人の血の滲むような努力を忘れてはいけない。僕自身、26年間先人が築いてきたこの貯蓄で生きてきた。これからは未来の日本人のために貯蓄していく立場になった。これが生きていくということ、働くということだと僕は思った。
日本人はこの恵まれた、豊かな環境を普通だと思ってはいけないと思う。