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カテゴリ:独り言
「宇宙にいかなきゃ、宇宙食は食べられない」という既成概念を打ち破り、現代では、地球上のコンビにでも宇宙食が買える。なんとも進化したものだ! さっそく、【SPACE FOOD(宇宙食) 杏仁豆腐】を試食。 ※他に、製品ラインとしては、キムチ、大学芋、餅などがあった。 どんな形態であれ(この場合はフリーズドライ)、「味」は再現が可能なのだなぁと実感。 でも、ぷるるんっの食感が命ともいえる杏仁豆腐が、フリーズドライされているのは違和感がある。素材の味+食感+香り...etcが合わさっての美味しさなのだな、としみじみ感じる。例えばキムチだったら「しゃりしゃり」感、大学芋だったら「ほくほく」感、餅だったら「もっちり」感など、その「味」を引き立てる食感があってこその、「食」なのだなーと。 そして、既に体験したことのある食品であれば、視覚もきっと重要な要素になると思う。ぷるるんっの杏仁豆腐のはずが、フリーズドライのパサパサ・カサカサの四角い物体になって目の前に出されると、脳内では杏仁豆腐として認識することに、すごく抵抗を感じる。 さて、この宇宙食シリーズ。もちろん、その美味しさを「うり」にしている訳ではないのだと改めて感じさせられた。この宇宙食にはまってリピート買いする人、普通の食事の代わりに、宇宙食の餅でランチを~、普通のデザートの代わりに宇宙食の杏仁豆腐を~、という人はまず居ないだろうと思う。結局は試し買い的の消費。 One-timeの経験、宇宙食という未知のものを体験してみる!というところに、この製品の存在意義があるのだと思う。 「宇宙食とはどういうものなのか?」に対しての経験データが自分の中に蓄積されれば、それで完結する。以降、「杏仁豆腐を食べたい!」と思った時に、どこどこ杏仁豆腐を!という店舗やメーカーなどの選択肢リストの中に、「宇宙食杏仁」はノミネートされることはない。(少なくとも私の場合は) 【Product】宇宙食用の杏仁豆腐 →宇宙旅行が可能となったとはいえ、まだまだ「宇宙」は未知の存在。一般人には宇宙旅行で云億円は使えない。でも、その一部、この場合は「食」を切り取って体験させてあげるという、インパクト大の製品。 【Price】\640 →もっと安価で美味しい杏仁は沢山ある。宇宙旅行の「偽体験料」と考える必要あり。 【Place】コンビニ(この場合は、JR改札前のNewDays) →「食品」だけど、価格センシティブな層が集るスーパーじゃ、640円の杏仁豆腐というだけで不適合。通販でもでているけど、話題を先取りするため、購入して今すぐ試せる!という即時性も重要。 【Promotion】口コミ? →「宇宙食たべたよー!」ってなかなかインパクトのある話題(かも?)。とりあえず、試したら人に伝えたくなるし、言われたほうは必ず「どうだった?味は?なにがどうちがうの?」と質問を投げかけてくる。口コミ/バイラルにはすごく適しているかも。 2007-3-22@AGORIA お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jun 23, 2007 01:53:17 AM
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