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政宗が旅立っていった日、和室に寝かせてある冷たくなってしまった政宗に寄添って、
悲しそうに政宗の毛繕いをしているサスケがいた。 「サスケちゃん、マサちゃんはもう死んじゃったんだよ。」そう声をかけると寂しそう に返事をするサスケがいた。彼は子供の時から母猫や兄弟に囲まれていて、1人になった 事がない。鳴きながら家中ウロウロする姿を見るのが辛かった。 20日は朝から大雨。台風が接近していたので酷い天気だった。 みぃや景虎をお願いした動物霊園に連絡をしたら、連れて来て下さいとの事だったので、 政宗の遺骸を箱に入れて持って行った。 箱に移す前もサスケは政宗の毛繕いをしていた。「マサちゃんとはもうサヨナラだよ」 そう話しかけながら抱きあげた政宗。もう2度と抱く事はないと思うと無性に泣けた。 動物霊園の事務所で彼を預け、みぃや景虎が眠る合同墓地に手を合わせて帰る時、何故か 3回も走っている最中にエンジンストールした。 調子が良かったのに変だな?そう思いながら動物霊園のある山を下りきると、その症状は まったく起こらなかった。引き止められているんだろうか?そう思わずにいられなかった。 いつもいつも政宗の様子を気にして、彼を中心に我が家の生活は成り立っていた。 銀びーくんから「お疲れさん。もう楽になっていいよ。マサも頑張って生きたんだから。」 彼の言葉が嬉しかった。介護猫中心の生活を少し嫌がってた彼だが、それでも乗りかかった 船だからと協力してくれた。障害のあるコを育てるのは本当に大変な事だった。 政宗がいなくなって今日で4日が経ちました。 動物病院に改めてお礼を言いに出掛け、院長先生と話しながら胸がつまった。 あのコ達のおかげで、いろいろな事を勉強させてもらった。 子供がいない我が家ではあのコ達の世話は疑似子育て体験だった。ウチに来てくれて本当に ありがとうと心から思った。 手のかからないサスケが残り、手持ち無沙汰で仕方がない。寂しくなってしまったけれど、 これで良かったんだと自分に言い聞かせて、少しずつ立ち直りたいと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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