猫は嫌いでないが、猫のフン害にはずっと憤慨していた。
庭が一度猫のトイレになると、フンを除いてもまたされてしまう。
いつの間にか猫のトイレになっていて、ガーデニングで土を耕しているとフンが出てくることがある。
こんなときは本当に嫌になる。
と書いたが、それは過去のこと。
今や決定的な予防策を見出して、猫のフン害を解決した。
これまでにも例えば、超音波の猫除けグッズや、とげのある猫除けマットを試した。
これらはそれなりに効果はあった。
しかし、超音波は値段が高く維持費(単二アルカリ電池×4 3か月)も掛かる。
猫除けマットは見栄えが悪い。
そこで考え付いたのが…。
その前に重大なヒントがあった。
それは映画「ダイ・ハード」。
ヒントは、コーンピュータ室での銃撃戦でガラスが飛び散り、裸足のマクレーン警部が往生したシーンだ。
そうだ、猫も裸足だ。
長靴をはいた猫がいるそうだが、この辺の猫は靴を履いていない。
それならばガラスを撒いておけば、と最初は思ったが、それではガラスの破片が後々問題になる。
そこにたまたまあったのが、妻が剪定したバラの枝。
見事な棘が残っている。
試しに棘のついたバラの枝を細かく切って、猫の通りそうなところに撒いてみた。
以来、一切、我が家の庭で猫を見なくなった。
勿論、フン害に憤慨することもない。
因みに、バラの枝の上を歩くと、たまにサンダルの裏に棘が刺さることはある。
しかし、勿論怪我はしない。
土いじりをするときにはバラ用の皮手袋をする必要もある。
しかし、棘付きの枝もいつかは土に戻り、環境にも優しいことを思えば小さなことだ。
今年も妻が剪定したバラの枝は、細断されて庭の要所に撒かれ、最高の猫除けとなっている。