LED化事業
少し前のことになるが、我が町では防犯灯が一斉にLED化された。何でも、県内で初めてとのこと。意外にも進取の気質があったのだ。その防犯灯はとても明るい。夜点灯している光源を直視することができないほどだ。これまでの蛍光灯とは趣きが異なり、夜の道がきりりと引き締まる感じがする。調べてみると、町の「防犯灯LED化事業」があって、民間資金を活用し、一気に町内全ての防犯灯2,588灯をLED化したのだ。LEDの特徴は寿命の長さ。蛍光灯は2~3年で交換するのに比べ、LEDの寿命は6万時間。1日12時間点灯するとして約14年間ももつことになる。故障も少なく、電気代も従来の半分程度。我が家の前にある街灯もよく切れて町に交換を依頼したものだが、これもなくなる。面白いのは、夜の道の景色。一斉にLED化した我が町に対して、道を隔てた隣の市はまだ蛍光灯。夜道を歩いていると、あそこからは隣の市だと、夜目にもはっきりとわかる。夜の散歩が少し楽しくなるというものだ。