安いギターってどうよ
初めて買うギターがギブソンなんて中学生もいるみたいですが、多くの方は「続けられるのかも分からないから、最初は安いギターで始めようと思います」と安さを基準にギターを選ぶようです。そういう人達に「いいギターで始めなきゃ上達しない」「○万円以下はギターじゃない」みたいなアドバイス(?)をする自称上級者がいるから混乱するけれど、実際安いギターの実力はどんなもんなんでしょう。自分で買って使ってみたブログ「初心者用ギターを使ってみた」によりますと、結構いけるようです。実際に弾いた音もアップされていて、なるほど悪くありません。しかし「上手い人は何を弾いても上手い」という説もあって、駄目ギターと思っていたものを上手に鳴らす上級者を見て驚いたなんて話も聞きます。初めて弾くギターが悪いものだったとして、上手く音が出ないのは腕のせいなのかギターのせいなのかが分からないって訳ですね。「上手く鳴らないのをギターのせいにできないので練習する気になる」という利点が高価なギターにはあるので、上級者のアドバイスも的外れとは言えません。でも、ちゃんとしてると考えていいみたいですよ。フォトジェニックレオ・フェンダーがボディにアルダーを選んだからってフェンダー・タイプにはアルダーを使わなきゃいい音が出ないとは限りませんし、ギブソンがマホガニーを使うからそれ以外は駄目だという決めつけは短絡過ぎます。廉価ブランドは入手しやすい材を使いますが、それらの組み合わせの中にいい音の出るものがあるかもしれませんよ。