たかが高野連の分際で
特待生問題が少しずつ進展(後退?)していますね。今度は高野連が軟化の兆しが出てきて、就業困難な生徒の救済処置を考えだしたそうですがそんなもん最初からわかってるのに、なんで訳わからん処分を発表すんねん!それともそんなことも判らんくらい想像力の低い人間の集団なんか?って気がします。又、今回の一連の高野連の醜態の根本は彼らの発言の矛盾さにあるのですが、前にも書いた教育を語るお偉いさんが、生徒や部長に処分を課して、自分達は安泰でいる矛盾教育の一環であると明言している高校野球を、同じく教育の一環である学業と区別している矛盾という表面的に表れている二つの矛盾のほかに、びっくりするような、矛盾発言もあるのです。それは、彼らがいう「日本学生野球憲章の遵守」この憲章はあくまでも学生野球憲章であって、高校野球憲章ではありません。ですから、現実問題として、問題になっている13条を変えるだの変えないだのっていうのは、高校野球連盟だけで決められる問題ではないはずです。なのに、えらそうに変える気がないなどと何様のつもりなんでしょう?更に、その13条ですが、これは2条から14条までで構成されている大学野球の章の条文で、次の高校野球の章では大学野球の章に順ずるとの表現が用いられています。つまり、大学野球と同じ様に考えなさいってことです。もし、高野連が、憲章の13条を憲章の意義に従って解釈した結果、特待生が憲章違反であると言い切るのなら、それは、高校野球にとどまらず同じ憲章の元で運営されている大学野球でも特待生は憲章違反であるという論理になります。でも、大学生の特待生はなんの問題にもなっていませんし、高野連も何も言っていませよね。まあ、近年はドラフトも高校生と大学生が別になるなどして一緒に考えるのはナンセンスってのはありますが、彼らに言わせると野球憲章は時代遅れではないそうですしねとにかく13条の運営に関して大学生と高校生で別の解釈をしろとか、しても良いってことは憲章には書かれていません。つまり、13条を根拠に特待生を禁止するは、別に憲章を遵守するからではなく、憲章を独りよがりに解釈している高野連の蛮行に他なりません。彼らが特待生問題を憲章の精神に訴えれば訴えるほど、憲章で同等に扱われている大学生と高校生の差異を強調すること、つまり憲章の精神に反するとも言えるのです。勿論、彼らが大学野球界にも苦言を呈しているのなら少しは理解できますが、まったくその点には触れていません。まあ、そんなことを少しでも言うと静観している大学野球界から強烈なパッシングを受けるでしょうから、言えませんわね。高野連さん。もうそろそろ楽になったほうがいいんとちゃいますか?