先日11日は母の誕生日。還暦でした。
昨日、仕事で実家に行くと沢山の花、花、花。
普段は私くらいしかお祝いしていなかったのですが、
還暦のお祝いってとても盛大にした方がいいらしく、
友人や親戚からの花束と寄せ植え。
赤いマフラー(還暦って赤で、身につけるもので長いものがいいらしいです)やら
カバンやらプレゼントをもらっていました。
ご馳走になった時の写真を見せてもらいましたが
本当に嬉しそうな顔^^
母はとても友人が多く、知り合いも多いのですが(しかも皆、母が大好き)
普段から本当によく色んなものをプレゼントされる人。
天然で(笑)、ほんわかして、感が強く、パワフル。
身体が弱い母は50歳前後の時はいつも
「お母さんは、そんなに長生きできないと思う。
60歳までは生きてないわ。きっと・・・」
と言っていました。
感の鋭い母の言うことだったのでとても不安になっていただけに常に心配でした。
ある時、突然、原因不明で味覚と嗅覚が全くなくなった母・・・
そんな風になる前は本当に自分が居なくなったときの事を
私に言うようになっていました。
まるで死路への準備をするかのような振る舞いで、消え入りそうな生気でした。
後にあの時母の命は尽きていたかもしれないことをメッセージで知ったのですが
本当に異様な言動だったのを覚えています。
今は時折ほんの少し嗅覚がもどることもあるそうです。
驚くほどに今は元気な母に
『おめでとうさん。60歳まで生きててよかったね~
守られて生かされてんよ。ほんとよかったな~いい誕生日迎えられて』
と言いつつ、この日を迎えられて一番嬉しく、安堵したのは実は何を隠そう私です。
ロウソクの炎が今にも消えそうに感じてた母を
今は力強くいろんな人を照らしている太陽のように今は感じています。
本当にかなり面白い天然の母ですが・・・(苦笑)