DREAM CATCHER
世界を救うのはありふれた、そこらへんにあるささいなもの。失うと、涙がボロボロ流れて悲しくなる。かけがえのないちっぽけなもの。ちっぽけにみえるとてつもなく大きなもの。深夜にやっていた映画。この枠は最後の余韻とか色々ブッツリと切っているので好きじゃないのに録画して何故か見た。B級映画路線だけど、一箇所泣けて仕方ない場面があった。知恵遅れで、体も弱い子。でも世界を破滅に追いやるエイリアンに対抗出来るのはその子だけ。(ここら辺がB級漂いますが・・・)その子を迎えに来た人に託し見送る母。「この部屋の中で死ぬよりもあなたといっしょに行って死ぬ方があの子は幸せだから。」そして家から出て行く。「Bye,mom.」「Save the world.Be good boy.」車に乗り込んで行ってしまうのを両手を高くバンザイするように上げて、目に涙をいっぱいに溜めているけど流さずにまっすぐに見続けている母。この母の姿に私は泣いている。彼はエイリアンと対峙したときにある言葉で変身する。「I ダディッツ」名前の英語の綴りがわからないのでカタカナだけど、「自分は~だ!」と、強く叫ぶ。それは自分という核・芯がしっかりとあるから。何者にも犯されないもの。守り育てられ自分で磨くもの。好みのジャンルじゃない映画との一期一会でした