ヘルニアと私。~番外編~
長い・・・長すぎる・・・。さらに番外編って。ほんと、すびばせん。ヘルニアになって、結婚も出産もできないと思っていました。結婚後も、夫や親には申し訳なかったのですが、妊娠する勇気が、どーーーーしても、もてませんでした。子供がほしいかどうか以前の問題で、最初に発症したときの痛みと辛さは、どうしても心から消えなかったのです。というか、今も消えていません。こんな私の胸中を察して、ずっとそっとしておいてくれた主人の両親と私の母には、本当に感謝しています。そして今は、元気な孫の顔を見せたいと心から思っています。そして誰より、子供が大好きで、ずっと子供が欲しかったのに、私の気持ちを優先してくれた夫には、言い尽くせない感謝の気持ちでいっぱいです。時間、そして出会いというのは、偉大です。私たち夫婦は、かれこれ5年ほど、同じカイロプラクティックの先生にお世話になっています。その先生が、2年近く前でしょうか、治療のときに、『今くらい腰の状態がよくなったら、妊娠してもケアできると思うよ』とサラリと言ってくださったのです。この先生も、これまで妊娠のことを口にしたことはありませんでした。私が、妊娠を不安に思っていること、そして腰もそれに耐えられる状態ではないことを先生はわかっておられたのだと思います。確かに、この頃、私の腰は、ふっと階段を1段あがったような感じで、腰椎の状態がよくなっていたのです。結婚して2年、ヘルニアを発症して8年が経っていました。そうか~、先生がそう言ってくれるなら、大丈夫かもな。あんなに不安で、涙が出るほど悩みぬいた妊娠。それが、なんとなく、現実のことに思えるようになったのです。その後、すぐに授かったわけではなく、初期流産したり、子宮頸ガンの初期のやつが見つかって手術したり、子宮筋腫があってそもそも妊娠しにくいことがわかったり・・・。「えっ、私、妊娠できないの・・・?」と思うのと同時に、こうした一連の「婦人科系トラブル」があって、私は「授からなかったら仕方ないけど、授かる運命なら、子供がほしい」という気持ちをはっきりと、もつようになったのでした。そんな矢先に、今回の妊娠だったのです。私自身は、結婚しない人生も、子供のいない夫婦生活もいいと思っています。でも、私たち夫婦が、こうして新しい命を授かったというのはこれもまた、大事なご縁だと思っています。夫も私も、わが子を元気に抱けるよう、腰はもちろん、健康な体でいたいものです。長々と、身の上話にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。これにて、ほんとに、終わりです。ちゃんちゃん!