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テーマ:DVD映画鑑賞(14216)
カテゴリ:コメディ映画
アシュレーはラッキーガール。何をやってもうまくいきます。雨が降っていても、彼女が外に出れば青空に。スクラッチカードは必ず当たり、仕事も急場しのぎのアイデアが認められ、法人クレジットカードをの使用を許可されるまでに。一方のジェイクは、何をやってもうまくいかない。水溜りに落っこちる、お金を拾うとするとズボンが破れ、お札には犬の糞がくっついている。
その二人が、仮装ダンスパーティーでキスを交わす。そうしたらアラ不思議。ジェイクはツキまくって、あれよあれよと言う間にマネージメントをするバンドがメージャーデビュー。それに反してアシュレーは、職を失い、逮捕されて留置場に入り、セレブの彼氏とは別れる破目に・・・。 「ラッキーガール(2006)」 監督:ドナルド・ペトリ 出演:アシュレー:リンジー・ローハン ジェイク:クリス・パイン 例えば同期に入社した社員がAとBいたとします。Aは、重要な仕事を任されたり、海外出張にも行かされるなど、何かと忙しい。それに対してBは、退屈な日常を送るばかり。 Bがぼやきます「Aは運がいいな」。 しかし、それはちがいます。Aは一生懸命に仕事をする。上司の指導をよく受け止め、社員の間でも人柄が認められているのです。一方のBは、仕事の手を抜く割りに態度がでかい。他人に対して批判的でありながら、力のある人間には擦り寄るといった行動をとりがち。 これは、人間性や生き方のちがいです。誠実なAの方がとんとん拍子でいっても決しておかしくありません。それを運ととるところが、Bの浅はかさか。人間の性格は、育ち方によるところが大きいので、そこに運、不運があるということもできるかもしれませんが。 アシュレーは、ジェイクとキスしたことで、運を吸い取られてしまいます。運を返してもらおうとジェイクを探しますが、当日彼は仮装パーティーでマスクをしていたので、どこのだれかがわからない。その場にいた男を捜して、次々と唇を奪う?スクラッチカードで運が戻ったかどうかを見るけれど、全然あたらない。そして、不運ばかりが襲います。 セレブになったジェイクは、落ちぶれたアシュレーを町で見かける。かつての自分を見るようで放っておけなくなり、ジェイクは、かつて自分がやっていた仕事(ボーリング場の雑用係)をアシュレーに世話するのです。 そして、仮装パーティーでキスをしたのがジェイクだと判明します。強引にキスをして、運を奪い返すアシュレー。しかし、運を失ったジェイクは苦境に立たされる。マネージメントをするバンドのコンサートが、土壇場で開催不能に。アシュレーは運をジェイクに戻し、危機を救う。そして、一人立ち去ろうとする。そこへジェイクが駆けつけ・・・。 かつてはできる女として、広告会社で華やかな活躍をしたアシュレー。運をなくしてしまったために、ボーリング場の雑用係として、トイレ掃除や電灯の取替えなどに追われる。失敗を繰り返し支配人にどなられながらも、けなげに、懸命に働く姿は、ジェイクでなくとも手を差し延べたくなります。ドン臭くても不器用でも、キミのように、手抜きをしないでがんばる人は、とても愛おしい。 お互いの気持ちを確かめ合ったアシュレーとジェイクはキスを繰り返し、運はどちらへ行ったかわかりません。そして二人して、同時にツキのない少女の両頬にキス。そうしたら少女のスクラッチカードはいきなり25ドルの当たりくじ! ちょっと待って。運と不運が同時に注入されたらプラマイゼロなんじゃないの? まあそれはいいでしょう。もう強運がなくたって、アシュレーとジェイクは二人でいれば幸せ。ハートウオーミングな一本でした。 運に見放されたアシュレーも、最愛の人と巡り会うことができました。それは、アシュレーの人徳からです。だからやっぱり、その人の生きる姿勢がとっても大切。例え結婚後に、本当に愛する人と出会ったとしても、それが一概に不運とはいえないでしょう。 人は、お金がなくても、地位がなくても、場合によっては健康が損なわれていても。自分の存在を認めてくれる人がいれば、強く生きていくことができます。お互いに認め合い、励まし合うことによって、たいていのことは乗り越えていけると思います。 人気blogランキングに参加中。クリックしてね。 ご協力、よろしくお願いします。 みんなブルース・リーになりたかった お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
February 24, 2008 08:14:20 AM
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