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テーマ:DVD映画鑑賞(14213)
カテゴリ:ヒロインアクション
雑誌映画秘宝から、「バンディダス」はおもしろいとの情報を得ていました。バンディダスとは女盗賊団のこと。19世紀メキシコ、西部のPUFFYみたいなペネロペ・クルスとサルマ・ハエックのラテン系美女二人組が銀行強盗に扮します。
ペネロペとサルマは、根っからの強盗ではありません。初対面のとき、農民の娘ペネロペは、銀行家の娘サルマに対してすれちがいざまに「フン」と鼻を鳴らします。すかさずサルマは「ちょっと待って、フンって何よ」と見逃しません。そんなふうにして、境遇は違うけれど女性としての魅力にあふれる二人は、お互いをライバル視してぶつかるのです。 けれどペネロペの父親が重傷を負わされ、サルマは父親を殺されてしまいます。二人は共通の敵、アメリカからやってきたジャクソンに復讐し、彼の陰謀を撃破するために手を組むことになりました。 さてさて、一回目の銀行強盗はビギナーズ・ラックでうまくいきました。しかし、銀行強盗はハードワークであり、自分達の身の安全も守らなくてはいけません。 そこで二人は(すでに引退している)プロの銀行強盗に指導を受けにいきます。ここで大特訓が行われ美女たちはヘトヘトになるのですが、悲壮感はまるでありません。それどころか、ペネロペには射撃の才能があり、サルマは天性のナイフ投げであることがわかります。じつにご都合、もとい好都合なことです。短期間で一流の強盗、闘う美女軍団になっちゃうって寸法だ。 と、まあこんな調子で二人のやりとりなどはコミカルに、それでいて銀行強盗などのくだりはスリルとアクション満載、はたまたニューヨークから来た科学捜査官を巡って二人で恋の鞘当てをしたりしながら-そんなにいい男か?-映画は進んでいきます。 ペネロペとサルマの容姿、雰囲気、動きを見ていると、この人たちはまだ20代だったけ?と思いました。おぼろげながら映画界での活躍の様子を振り返ったとき30には近づいているはず。そこで調べてみたら、ペネロペは30代半ば、サルマに至っては40代に突入していたのです! PUFFYも今や30代後半、けれどそうは見えません。 そしてラストはきっちり悪党を成敗します。 事件が解決すると、二人が奪い合った捜査官は婚約者の元へ去っていってしまいました。それでも美女盗賊団はめげません。「つぎはヨーロッパの銀行だ!」と明るくたくましく切り替えます。 じつに軽快、痛快です。この映画に登場する人物に人間的な深みはありません。誇張されたキャラクターだと思います。でも、見終わって爽快、彼女たちは生きる楽しさを感じさせてくれました。 もし、この映画について「2大セクシー女優ペネロペ・クルス&サルマ・ハエック主演のセクシー・ガン・アクション」というコピーだけをみていたならば、軽そうな映画だなと興味をもたなかったかもしれません。だから、映画秘宝の紹介記事を読んでよかったよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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