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テーマ:DVD映画鑑賞(14215)
カテゴリ:ホラー映画
ドバーっと血が噴き出したり内蔵がはみ出したりも嫌いじゃない。 だけど、暗がりに何かがいる。何だかわからないけど、さっきからじぃっとこちらを見ている。いわくありげな雰囲気がある。妙な気配を感じる。こちらの方がしみじみと恐い話である。 雰囲気や気配で恐怖を醸し出す、これがオリジナルの『女優霊(1996)』のねらいだった。 しみじみと恐い話方向を試行したわけだね。 霊の存在を小出しにする。霊について説明をしない。など、見る者の想像力に訴える演出がされていた。 高尚な恐怖の表現を試みたともいえると思う。 だから、アメリカでのリメイク作品『THE JOYUREI ~女優霊~』は、どんな雰囲気の映画になっているかに興味があった。 アメリカのホラー映画といえば、ジェイソンやブギーマンなどの殺人鬼やゾンビが登場する直接表現のスプラッター系が目立つ。 しかし、『たたり(1963)』のように、雰囲気、気配で恐い系の映画もある。『女優霊』をリメイクするからには、当然こちらなのだろうと思ったわけだ。 残念ながら、『THE JOYUREI ~女優霊~』は、ぼくの興味に応えてくれる映画ではなかったのだ。そこをはずしたら意味ないじゃん、と思っちゃった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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