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カテゴリ:ホラー映画
邦題は『モンスター・トーナメント』だが、原題は『MONSTER BRAWL』。 BRAWLといえば、ジャッキー・チェンがアメリカで初主演した『バトルクリーク・ブロー(1980)』があったね。 『モンスター・トーナメント』は、プロレスラーがモンスターに扮して闘う。 『バトルクリーク・ブロー(1980)』も、ハードボイルド・ハガティ、オックス・ベーカー、アール・メイナードなどのプロレスラーが出演し、格闘大会で覇を競った。 あの頃は、マニアックにプロレスラーの顔と名前が分かった。 しかし、『モンスター・トーナメント』に至っては、ジミー・ハートとケビン・ナッシュくらいしか知らん。 お楽しみが半減じゃ。 さて『モンスター・トーナメント』、様々なモンスターが世界最強怪物決定戦を争う。といっても、実際にトーナメントを行うのはヘビー級の3試合である。ミドル級は前座か。 とっても楽しい映画なので、やりようによっては、もっとおもしろくなったのではないか。 たとえば、出場モンスターの選出だ。 フランケンシュタイン、狼男、ミイラ男などというユニバーサル・ホラー以来のビッグネームはいい。それぞれが主演映画をもっている。プロレス界でいえば、ブルーノ・サンマルチノ、ザ・デストロイヤー、ボボ・ブラジルといったあたりだろう。 しかし、レディ・バンパイア、ゾンビマン、サイクロプス、ウィッチ・ビッチ、スワンプ・ガットって何? 確かに、かつての日本プロレス、ワールドリーグ戦も、実際に優勝に絡んでくるレスラーは限られていた。そうそうスター・レスラーをアメリから招聘するわけにはいかない。 その点、ギャラは関係ないんだから、『モンスター・トーナメント』は、スター・モンスターを集めてもいいんじゃないか。ドラキュラ、半魚人、透明人間、みんなユニバーサルか。透明人間はどう闘いをスイングさせるか、対戦相手の力量が問われるぞ。 渋いところでは、ハマーホラーの蛇女とか妖女ゴーゴンなんて、マニアが泣いて喜ぶよ。 まちがってもジェイソンとかフレディ・クルーガーとかの新参者は参加させない。モンスターとも呼べない。 そうそう、フランケンシュタイン対狼男は因縁の闘いなんだよ。『フランケンシュタインと狼男(1943)』では決着がついていない。70年ぶりの遺恨試合で盛り上げてもよかったんじゃないか! 人気ブログランキングへ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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