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May 29, 2016
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カテゴリ:ホラー映画

ドラキュラZERO [ ルーク・エヴァンス ]
価格:1000円(税込、送料無料)


15世紀のトランシルヴァニア。ワラキア公国は、ヴラド・ツェペシュが王として国を治めていた。
 ヴラドは、ワラキア領土内で、強大なオスマン軍が攻め入ろうとしている徴候を見つける。
 オスマン軍は、牙の山に潜伏しているようだ。

 ヴラドが牙の山を調べに行くと、オスマン兵士の鎧兜、そして人骨が散乱している。
 さらにヴラドは、そこで正体不明の魔物の襲撃を受けたのだった。

 命からがら逃げ帰ってきたヴラドに、修道士が牙の山の魔物はヴァンパイアだと伝えた。

 翌日、オスマン軍の使者がヴラドの居城にやってきた。
 使者は、オスマン帝国の王であるメフメト2世からの伝言を伝えた。
 それは「オスマン軍の兵士を養成するために、1000人の少年とヴラドの息子を差し出せ」というものだった。

 ヴラドは、勝ち目のないオスマン帝国との戦争は避けたかった。
 だが、そのためには1000人の子供ばかりか息子までも差し出さなければならない。

 ヴラドは、国を守るために、苦渋の決断をする。我が子ともども1000人の男子を差し出すことにしたのだ。

 しかし、いざオスマン軍に息子を渡す段になって、王妃ミレナの悲痛の叫び声を聞き、ヴラドは息子を渡さずオスマン軍の使者を皆殺しにしてしまった。

 もう戦争は避けられない。
 しかし、圧倒的な戦力を有するオスマン軍に対して、弱小ワラキア公国がまともにやりあっては、大虐殺も免れることはできない。
 ヴラドは、牙の山に出向き、自らも魔物になってオスマン軍と闘うことを決意する。

 牙の山でヴァンパイアと顔を合わせると、ヴァンパイアはヴラドに自分の血を差し出した。
 それを飲めばヴァンパイアのパワーを得ることができる。と同時に、血に対する激しい渇望が湧き起こってくる。
 もし、その渇望に抗しきれず、一滴でも血を口にすれば本物のヴァンパイアになってしまう。
 だが、その飢えを3日間我慢することができれば、人間に戻ることができるとのこと。
 ヴラドは、国を守るため、家族を守るためにヴァンパイアの血を飲み干す。

 おりしもオスマン軍が1000人規模でワラキア公国に攻めいってきた。
 ヴラドは、ヴァンパイアのパワーで1000人の兵を撃退した。

 いったんは難を逃れたものの、オスマン軍が兵力を増強して攻めてくることは目に見えている。
 ヴラドは、公国の人々に山の頂上にある修道院まで避難するよう命じた。

 その一方で、怒り狂ったオスマン帝国のメフメト2世は、なんと10万の兵をワラキア公国に送り込んできた。

 ブラドは、オスマン軍の侵攻に備えながらも、生き血に対する強すぎる欲求に必死で耐えていた。
 さすがに王妃ミレナは、そんなヴラドの様々な異変に気づいてしまった。
 ついにヴラドは、自分がヴァンパイアになりつつあることを告白した。
 また、3日間生血への渇望に耐えれば人間に戻れるとも説明した。

 無事に修道院までたどり着くことができた。だが、修道士にヴラドがヴァンパイア化していることを勘づかれてしまう。
 修道士は、火攻めにしてヴラドを抹殺しようとしたが、ヴラドは炎を物ともしなかった。
 ヴラドにしてみれば、公国の人々を守るために魔物化したのだった。それなのに、民衆はそんなヴラドを忌み嫌う。それを必死にかばう王妃ミレナ。

 ついに1万のオスマン兵がワラキア公国に攻め込んできた。
 ヴラドはコウモリの大群を操って対抗した。
 しかし、この1万のオスマン軍勢は陽動作戦だったのだ。
 オスマン軍の精鋭部隊が密かに修道院に潜入していたのだ。
 そのことに気づいたヴラドは、戦場から急ぎ修道院に戻る。
 彼らはヴラドの息子を誘拐し、王妃ミレナを断崖絶壁から突き落としてしまった。
 落下していくミレナを急降下しながら必死に追って行くヴラドだったが、彼女を救うことはできなかった。
 息を引き取る間際にミレナは、自分の血を飲み、本物のヴァンパイアとなって息子を救い出してほしいと嘆願した。
 ヴラドは、ミレナの血を口に含んだ。牙の山の魔物の血を飲んでから、3日目がすぎようとしているときのことだった。

 こうしてヴラドは、吸血鬼ドラキュラと恐れられる存在になっていったのだった、というお話。
 いうまでもなく、創作である。

 ドラキュラのモデルはいる。
 ルーマニア南部にあったワラキア公国のヴラド3世だ。
 ドラキュラと呼ばれたのは、ヴラドの父の名がドラクルで、ドラキュラはドラクルの息子という意味だそうだ。
 彼は、他国からの侵略者からは串刺し公と恐れられるような残虐性も秘めていたことから、作家のブラム・ストーカーがヴラドをモデルにして小説『吸血鬼ドラキュラ』書いた。
 ちなみに、小説では、最初から吸血鬼として登場する。
 この映画は、ヴラドとドラキュラのすきまを埋めた形になっているわけだ。

 しかし、この映画において、ヴラドが吸血鬼になる過程には、妻である王妃の影響が大であるなぁ。



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Last updated  May 29, 2016 10:55:12 PM
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