人生結果
日陰にひっそりと咲く花が、ある時、陽を遮っていた障害物が取り除かれて明るい日差しの下に現れる。あるいは、苦節何十年を端役ばかりに生きてきた役者が、ある時、脚本や監督によって主役級に抜擢される。多々あるこんな事。大切なのは、間断なく連続性を持つ人生において、進む路を怠惰や自暴自棄、殴り書きする様に粗末に扱うならば、決してそれら結果に遭遇する事などないということ。縁も事象も、その都度、人生の中継地点に用意されたもの。だから、その意味ある結果を手にする為にも、歩みを止めてはいけない。道を逸れてはいけない。疎かにしてはいけない。誠実さを忘れてはいけない。間違いなく、我の現在地は昨日までの生き様によってもたらされ、誰見ようと誰知ろうと、未来の結果は、今日の我の在り方によって創られるのだ。