カフェと「俳句」

先日、フィレンツェの小路Ginori通りをとことこと歩いていたら、呼び止められた。
見ると、ここ最近、会っていなかった友人クリスティアーノが。

「やぁ！元気～？久しぶりだね～」
「ほんとに、ひさしぶり、ずっとフィレンツェにいたの？」

お互い狭い街フィレンツェにいたにもかかわらず、
ぜんぜんすれ違うこともなかったこの数年間

「今、何してるの？そういえば、『Ｕ』が結婚したのは知ってる？」
「え～～～っ！」

『Ｕ』は、私がイタリアに来て始めてつきあった彼。
クリスティアーノは、『Ｕ』と私の共通の友人。

『Ｕ』は、まだ言葉もあまりできなかった私を大切にしてくれて
たくさんの思い出をくれた人。
『Ｕ』とつきあっていた４年間、私は、まるで、わがままな子供だった。
与えられるばかりで、自分からは何も与えることがなかった４年間・・・

今思い出しても、なんか、申し訳ないなぁ・・なんて
あまりにも子供だった自分を思い出して
ちょっぴり恥ずかしいし。

結局４年間つきあって『Ｕ』と別れ、その後、私はすごく成長した。
その『Ｕ』が結婚したと聞いて、私は心から

　　　『嬉しかった～！！！』


昔の彼の結婚を知るときって、こんな感情を味わうんだぁ・・と不思議に思った。

そして、小躍りしながら
Ginori通りにあるＢＡＲ「NANNINI」で、カフェ・マッキャートを頼んだ。


☆ココで一句☆

「ほろ苦い思い出、
ほろ苦いカッフェの中に、優しいミルク一滴」

♪♪カフェキブンなとびら♪♪
カフェなキブンへ　Let's the Go♪