|
全て
| カテゴリ未分類
| Since football is "football"
| The account of watching football games
| Sports Business
| Others
| W杯2006
| World Sports Information
| J League
| Baseball
| Basketball
| MY Badminton & Soccer
テーマ:サッカーあれこれ(20134)
コンフェデの準決勝の2試合をテレビ観戦して、2つのことをしみじみと思った。
・ドイツ-日本じゃなくてドイツ-ブラジルで、一般的にはよかったのかもなぁ。 ・日本て、本当にこの4チームに食い込む力があるのかなぁ。 今回のコンフェデの日本について、期待もいろいろ出たし、成長が見られて本当に嬉しかったんだけど、こと勝負においてはこれまでとあまり変わっていない、ことも見えた。ブラジルに引き分けた、彼らは焦ったかもしれないが、本当に焦ったのは同点にされた残り3分くらい。ブラジルにしてみれば、同点でベスト4なのだから、冷静に考えればそりゃあ当然なのだ。日本にとって「引き分けは負け」なのだが、マスコミを見ているとその意識があまりに薄いと感じる。セルジオのあの「ちゃんとサッカーしなさい」、いつも読むたびに腹立つんだけど(笑)、今回に限っては同意してしまった。 善戦に気をよくして中身をよく見ようともせず、次にまた同じことを繰り返す…それってフランス大会以降同じなのではないか? そして、今大会で最も恥ずべき試合はそのブラジル戦でもメキシコ戦でもなく、ギリシャ戦だったと言える。日本は(私も含めて)メキシコに敗北してから、半分決勝Tを諦めた。で、ギリシャにはせめてもの勝ちを…、で、勝ち点3は得たけど、さんざんシュートが枠に行かずに残り15分で得たもの。 したら、ブラジルが負けてしまい、自力で決勝T進出の目が出た。 私も、そこで日本がとんでもない勘違いをしてしまったことに気づいた。 だって後から考えれば、日本がギリシャ戦でするべきだったことは、 少しでもブラジルにプレッシャーをかけるために、少なくとも3点差以上の差をつけてギリシャに勝っておくことだったはずだ。 仮に3-0で勝っていれば、メキシコから1点取っている日本はブラジルに引き分けても勝ち抜けだった。「勝たなければいけない」となれば、ブラジルだってもう一つ焦っていたに違いない。格上のチームに「勝たなければいけない」状態で挑むこと自体、既に可能性はかなり低くなっている。 この話、結構笑えない。なぜなら、来年のW杯本番において日本は第3シードの可能性が高いから(コンフェデ敗退で第2シードの目はほぼなくなった)。どうも第3シードのチームは最終戦が第1シードと当たるらしいので、今回と全く同じことは充分に考えられる。 混戦になったときに、最終戦で少なくとも「引き分けでもOK」くらいの状況を作れるか、そして打開できるか、悪いが今の日本では大いに疑問が残るところである。 残念ながらジーコはあまりそういう事態を想定していない。コンフェデ2連敗、東アジア選手権も取れなかった。それは大量点で勝つサッカーとは逆ベクトルにいて、どちらかというとトーナメント向けのポゼッションサッカーをしているからである。ジーコのやっていることが100%間違ってるとは思わないが、リーグ戦にあまり向いていないサッカーへの不安が、今になって出てきている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[The account of watching football games] カテゴリの最新記事
|
|