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テーマ:サッカーあれこれ(20129)
世界クラブ選手権。
「TOYOTA CUPはともかく、こんな大きな大会を、しかも日本でやる意味はあるの?」 これが初めてこれを聞いたときの感想であった。 そして、最近までその感想も変わることはなかった。 以前書いた通り、チケット価格もばかげている。 確かに興味はあったが、観に行こうとまでは思わなかった。 ところが、宇都宮徹壱氏のコラムを見て、 何かそういう「醒めた感情」を持っていた自分が恥ずかしくなった気がした。 以下、引用。 --------------------------------------------------------- 昨年、当サイトにて「トヨタカップを呼んだ男たち」と題して、トヨタカップ黎明期の当事者たちにインタビュー取材を行った。さまざまな証言や回想に耳を傾けながら、痛切に感じたことは「冬の時代」において数少ない「ドル箱イベント」であったトヨタカップでさえ、当初は「海のものとも山のものともつかぬ」存在でしかなかった、という事実である。どんなに偉大な大会であっても(そう、あのワールドカップや欧州選手権、欧州チャンピオンズリーグだって)、最初から盛大なファンファーレと万雷の拍手に包まれていたわけではなく、むしろその幕開けは実に静かで控え目なものであった。そして偉大な先駆者たちは、大会の実現や存在意義に疑念を抱く多数派の冷笑や無理解と粘り強く戦うことを、常に宿命付けられていたのである。 --------------------------------------------------------- 最近野球のWBCの話題についていけなくなっているのだが、WBCにしても、 11月に行われたアジア選手権にしても、世界クラブ選手権においても、 ある意味bjリーグについても、今ある状況を乗り越えてこそ未来がある。 Jリーグだって始めはよかったものの、冬の時代があった。 「新しいもの」が発展するために、今は避けられないモノを通っているのだ。 そう考えたとき、自分にはどんなに小さなことでも何かそのために出来ることがないか、 批判するにでももっと建設的に考えられないのかと、 何か恥ずかしいと思ってしまった。 この2試合の有料観客数はどれほどかはわからない。 FIFAがあんなに吹っ掛けることへの怒りが無くなったわけでもない。 ただ、あの場にお金を払って観に行ったお客さんはもちろんのこと、 無料チケットでも雪が降るような寒さの中で観に行ったお客さんの方が、 私よりはずっと「未来の権威」のために貢献している。 以前私は大会がFIFAの金のためだろ、と酷評したが、 これも意外にそれだけでもない。 欧州代表以外の出場チームは本当に気合を入れて来ている。 (ってリバプールの出来をまだ観ていないから欧州も何とも言えないが) 今大会では既に敗退してしまったが、 どこかでアル・ディハドのアフリカ代表が決まった瞬間の映像を見た。 もうスタジアム中のファン総立ち、熱狂の渦。 素直に、負けた。日本ではとても見られない光景だった。 これが大会の優勝だけの喜びか、世界へ挑戦できる喜びもあるのか、 サポーター達に直接聞いているわけでないからわからないが、 それでも推測するに、彼らにはその喜びは確かに存在する。 憧れのクラブに勝てるかもしれないのである。 彼らは明らかに1つの「名誉」のために心を躍らせている。 そういう人達が何万といるだけで、既にこの大会には大きな価値がある。 観客の質は今は悪いかもしれない。 でも、いつかそれも向上することを願う。 というか、まずは来年は1回戦から観戦してそれを少しでも変えなければ。 試合内容は酷評されているほど悪いものでもない。 少なくともテレビの前で私は充分に楽しめた。 あとは、いろんな人で少しずつこれを作り上げていけばいい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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