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カテゴリ:採用日記
OB/OG訪問をする学生が、昨年あたりから激減しているという。
大きな理由といわれているのが個人情報保護法の施行だ。 大学のキャリアセンター(就職部)でもOB/OGの進路(=個人情報)を公開しないところもあると聞く。 また、企業サイドでも大学に対し、OB/OGの配属先などの情報を提出するのを躊躇う。以前は、大学の求めに対し、割とあっさり提出していたはずだが、今日では、本人の同意なしには提出しない。 内定の報告も然りで、内定者に確認を採ってからキャリアセンターにお礼のレターを書く。 これがこの2年くらいの潮流だろう。 OB/OG訪問が減ることにより、ただでさえ進まない職種の理解がさらに進まないのは、なんとも歯がゆいものだ。 そんな中企業に求められるのは、そうした若手社員と学生の出会いを意図的に作ることだろう。(ここでいう意図的にとは、意図的に誘導するということでなく、自然派生的な訪問に任せるのではなく意図的にそうした場を提供する、ということ) 大学の先輩とざっくばらんに対話を持つということは、必ず内定者確保に繋がるとは限らないが、リアルな仕事をイメージするためには一躍買うだろう。だから、とても意義がある。 企業人事として、できるかぎりOB/OG訪問の依頼には応えたいのだけど、一万人以上にもなるエントリー者の公平性を保ちつつ、全ての要望に応えるのはなかなか難しい。 なので、選考がある程度進んで選考に進む学生が限られてきたところで社員に会ってもらっている。 今日のオープンセミナーで実に溌剌とした学生に出会った。実に明るく前向き、ためらいを感じさせないストレートな性格。とても好感が持てる。 遠方から大枚はたいて、来場した彼がOB訪問したいというのだ。上記の考えを一旦は、伝えたものの、内心では心が動かされた。 明日、OBを紹介しようと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.11.28 00:28:33
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