中国語の勉強したくない病再発
授業がなくなり、毎日すっかり暇になってしまった私。「よし、ここは一つ、中国語、頑張るぞ!」と気合が入り、さっそく以前通っていた中国語の学校へ行った。マネージャーらしき、おばさんにクラスについて聞く。あまりにもたどたどしい中国語より英語のほうが楽ななので、英語で聞くと、「前に半年も勉強しているのに、まだ英語!」「前は仕事が忙しくて、勉強できなかったの…」「仕事を辞めて、ビザはどうなっているの?」「私は結婚しているから…」「あなたの夫は中国人なのね!」「いや、台湾人…」と言ったが聞こえていなかったよう。おばさんマネージャーは激しくまくし立てる。「いい?結婚っていうのは、家族と家族が結びつくものなの。夫が中国人なのに、中国語ができないなんて!あなたが中国語ができないで、どうやって夫の家族とコミュニケーションがとれるっているの?あなたの夫は中国人なのよ!」さらに、「夫のうちへ行って「お義母さん、お元気ですか。何を食べたいですか」と中国語で言ってごらんなさいよ。喜ぶわよ!中国語ができなかったら、義理のお母さん、義理のお父さん、義理のお兄さん、親戚、どうやってコミュニケーションをとるのよ!」と畳み掛けるように、彼女の演説は続く。「とにかくね、自分で頑張って勉強しないとだめなのよ、あなたは!」すっかり落ち込んで、中国語の学校を後にした。その夜、夫に愚痴る。「これからお金払って勉強しようっていうのに、どうして人が一番気にしていることこんなに言われなきゃいけないんだよー」「他の学校に行けばいいよ」と夫はあっさり。最近体調もイマイチだし、さっそく学校通いは延期。私のやる気なんてこんなのものなのよね。それにしても、「愛する夫のために頑張る!」と素直に思えない自分が恨めしかったりもする。