映画「ライラの冒険 黄金の羅針盤」
今週は珍しく体調を崩し、昨日の土曜日などは一歩も外に出なかったんですが、大分持ち直してきたので、地元のシネコンに映画を観に行ってきました。今回観たのは「ライラの冒険 黄金の羅針盤」。世界的ベストセラーとなったフィリップ・プルマンの児童文学を完全映画化したファンタジー・アドベンチャー。らしいです。(原作は、全く知りません・・)『ロード・オブ・ザ・リング』のように3部作で、今作は一昨目。ファンタジーものは余り観ないのですが、頂き物の前売り券があったので、せっかくなので行ってきました。あらすじは、”「オックスフォード」の寄宿生である12歳のライラ・ベラクア(ダコタ・ブルー・リチャーズ)。彼女の周囲で、謎の組織に子どもたちが誘拐される事件が続発する。親友を誘拐されたライラは、ライラのみが読むことが出来るという真実を見通す羅針盤”アレシオメーター”を携え、自分のダイモン(守護精霊)であるパンタライモンと共に学校を飛び出し捜索に乗り出す・・・”というもの。冒険活劇系ですな。私は原作を全く読まずに観たのですが、世界観の設定説明がほとんど無いので、前半は結構理解するのに苦労します。例えば、この物語の世界では、人間全員が”ダイモン”という何らかの動物の形をした魂(守護精霊)を持っているんですが、何の説明も無く台詞上で”ダイモン””ダイモン”を連発するので、最初は なんのこっちゃ?? でした。そして、原作ものにありがちな超スピーディーなストーリー展開です。正に暴走ジェットコースター並で、振り落とされないように必死でした(笑)せめてエピソード間の間がもう1,2秒ずつでもあれば、良かったのかもしれませんが・・・原作読んだ後に観るのが、この映画をもっと楽しむには良いかもしれません。ただ、映像は見事です。劇中に出てくるダイモンや鎧グマなどは、みんなCGなんでしょうが、実写と見間違うかのようにリアル。人とのからみにもほとんど違和感ありません。この映像だけでも一見の価値はあるかなぁ、とは思いました。ニ作目以降としては、”第二作の舞台は、われわれが知っている世界である。第三作は、各世界間を移動する。”と劇中で但し書きがありました。それぞれ世界観が異なるようです。正直、ストーリー的には消化不良的な感もありましたので、二作目、三作目に期待したいところです。