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カテゴリ:本番日誌
(S)≅1000m(B)39.8km(R)--km 日付が変わる頃、ロタ島に到着。入国審査待ちをしていると突然の停電。なんとも懐かしいハプニング。私の子供の頃は停電が当たり前だったが、今の日本では考えられない光景だ。 超ゆるゆるの入国審査を終え、街燈のない暗い道をホテルの送迎車に揺られながら30分、宿泊先ココナッツ・ビレッジに到着。普通の旅行なら直ぐに寝てしまいたいところであるが、数時間後にはコースの下見を兼ねた試走会があるので、バイクの組み立てをしなければならない。バイクケースからバラバラ死体のカール大帝を取り出し、組み立て開始。 が~ん!何と、ばらす前に書き込んだポジションのメモを忘れてきてしまった。もうどうすることもできない。取敢えず感を頼りに組み立てる。1時間半後、やっとバイクが組みあがった。不安がいっぱい。 さあ、寝るぞ!サクッと寝れば4時間は眠ることができるぞ。ベッドに飛び込んだ。 30分経過・・・眠れない・・・。 1時間経過・・・ヤバイ!あと3時間しかない! 1時間30分経過・・・睡眠薬をくれぇ~~~! 1時間45分経過・・・もうダメだ・・・。 目覚ましが鳴った。 どうやら僅かではあるが、2時間ほど眠ることができたらしい。ムシゴロウの少年時代を思い出す。そう言えば、運動会や遠足の前日は中々眠れなかったなあ。 サイクリングと題した試走&コース下見会は、グータロウ朝練会の師匠タロウさんと、プロトライアスリート松丸真幸さんのナビゲートだ。ホテルの送迎車にカール大帝を乗せ、私の泊まっているホテルから数キロ離れたホテルに向った。 タロウさんと適当に挨拶を交わし、いざ下見へ!海外での初散歩にカール大帝も大喜び、心配していた舗装も想像以上にまともだった。パンクの心配は不要だね。 海岸線のバイクコースを只管走る。若干いつもと違うポジションで気持ちが悪かったが、途中に見える海が、超~~綺麗だったので、そんな気持ちも吹き飛んだよ。空は青く、そして高い。東京じゃ考えられない形式だね。
バイクコースからランコースへ移動。緩やかな山道、というかジャングル道を上る。途中、旧日本軍が忘れていった砲台の前で一休み。砲台がある、ということは見晴らしが利くのだ。残念なことに、写真を撮るのを忘れてしまった!でも、ご安心あれ。タロウさんのブログにバッチリ載ってるぜ!クリックしよう!ムシゴロウの背中も見れるよ! 砲台の前で松丸選手のミニレクチャー。ポジションが大事というテーマだったので、ついでにポジションを調整して貰った。超ラッキー!サドル高が若干高かったようだ。 サイクリングの後に昼食を摂る事になった。港の前の食堂は大変だ。何しろ、過疎化が進んでいる島の食堂であるから、普段の客はせいぜい2~3人。そこに13人の腹ペコ日本人がやってきたのだから、てんやわんやの大慌て。大量にメニューを捌くなんて経験は滅多にないのだ。同じものを注文しているのに食器はバラバラ。全て揃って食べると冷えてしまうので、運ばれた順に食べる。最初に食べた人が「ご馳走様」をした頃に最後の一皿が運ばれてきた。日本じゃ考えられないよね。 食事の後は試泳会。スイムコースの説明を聞き、目標物(ブイ)まで泳ぐ。ロタの海は綺麗なんてもんじゃない。一切に濁りがない。数百メートル沖に出ても海底がくっきりと見えるのだ。「高所恐怖症の人は泳げない」と言われる意味を体感したよ。本当に空を飛んでいる気分になる。試泳なんてそっちのけで、ムシゴロウは潜れるだけ潜ってみた。気分はジャック・マイヨール! ピチっ!しまった!耳の後ろから破裂音が聞こえた。水圧の所為だ。鼻を押さえ、耳抜きをしながら、ゆっくりと水面の方へ移動する。 ブイの辺りでは何やら撮影会が行われていた。皆、水中で色んなポーズを取りながら、ダイバーカメラマンにアピールする。ムシゴロウも芸術的なポーズでアピール。(もし、運良く撮って貰えていたら、このブログで公開するね。ビキニ姿のムシゴロウが見れるかもw) 夜は競技説明会。そしてカーボパーティー(carbohydrate party)。パスタ、パスタ、パスタ、米、米の「炭水化物」だらけの食事会だ。「なるほどね、こんな会があるんだなあ」と感心しながら、兎に角、喰いまくった。グリコーゲン、グリコーゲン。明日は本番だ! レース本番編に続く・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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