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テーマ:介護・看護・喪失(5317)
カテゴリ:パパのお話
まとめて更新しています。
父が入院して5日目。 この日もRENAを夫の実家に預け、私は午後から病院に顔を出しました。 すると、前夜は震えの発作が起きなかったと父が教えてくれました。 やっと抗生物質が効き出したようです。 まだ完全に治ったとは思えませんが、これでまずは一安心です。 正直、崖から落ちても助かった命なのに尿路感染で死んでしまうのではと真剣に悩みました。 病院が総合病院ではなかったのも災いしたと思うので、父のように慢性の内科疾患がある人は入院の可能性がある時は迷わず総合病院に連れて行こうとこの時硬く心に誓いました。 熱は上がらなくなりましたが、食欲は全く湧かない父。 看護師さんが食事を運んでくると「食べたくない」と、かなり不機嫌そうに断わっていました。 父は普段他人に感情をむき出しにして話をする人ではないのに、この時は明らかに不機嫌な物の言い方をしていました。 珍しいと私が指摘すると、父は「食べたくないのに強引に体を起こされて、痛む背中を無理やり動かされて食事をさせようとするから、今は食事恐怖症なんだ」と怒りながら説明してくれました。 看護師さんは当たり前のことをしているだけなのですが、痛みが伴うので父にとっては看護師さんに虐待されている気分になったようです。 それほど酷くないと思っていた背中の骨折(軟骨などの圧迫骨折)の痛みが良くならないので、父も精神的に疲れ切ってしまったようです。 明日は始めに予定されていた退院予定日ですが、とても退院できるようには見えません。 オーダーで作るはずだったコルセットも、まだ型取りもしていない様子。 お医者さんは1週間に2度しか回診に来ず、また回診の時間以外にはお話も出来ないので父の現在の様子も詳しく聞けません。 病院選びを失敗したかもしれないと、段々不安になってきました。 でも起き上がれない父を無理やり転院させることもできず、結局は病院にまかせるしかなくて・・・。 父も私も暗~い気持ちになりながらも、翌日の診察で「自宅療養にしましょう」と言われるのを期待していました。 私のお盆休みは木曜日で終わってしまうので、どうか退院を見届けられますようにと祈りながら、病院を後にしました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年09月01日 05時49分04秒
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