簪「唐草」「牡丹坊」
シノワズリほど洗練されておらず、粗野な感じさえしますが、荒削りな唐草模様がかえって骨董的ないい味を出しています。asome遊女さんのペルシャシリーズにも通じる、オリエントな雰囲気が魅力。2cm以上の大きな玉ですが透かしに彫ってあるので軽やか、一見は個性的に見えて意外に着物を選ばない、そんな簪です。ざっくりとした民芸調の織の着物や、男お召のような渋い着物にどうぞ。きっとよい感じにマッチすると思いますよ。古い象牙のようなイメージのボーンカービングです。画像では柄が細くバランス悪く感じますが、髪に挿すとほとんど隠れてしまうので気になりません。オークションにて販売中です。陶器玉にしては色使いが珍しいですね。黒に碧のコントラストが映え、ちょっと紅を差したモダンな色合い。柄も扉飾りや欄干のような構築的な雰囲気でシャープ、それに合わせて真鍮風の透かしの飾りを下げました。トップは血赤のマットな天然石で花柄にリフレイン。二の足を踏みそうな個性的な色柄ですが、大島によく合うと思います。渋めの更紗やダークなお召でもお洒落かも。中国建築は琉球に通ずる部分があるので、そんな組み合わせにしてもおもしろいですね。個人的趣味にかなり偏っておりますが、お好きな方はぜひ。(名前も某映画より拝借!)画像に写っていない側面を見せるとまったく違うイメージです。オークションにて販売中です。