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カテゴリ:読書・コミック
『アルカサル―王城―外伝』1巻 青池保子/プリンセスコミックス 13巻で完結してしまったカスティリア王ドン・ペドロの コミックスの外伝です 時代にすると、14世紀のカスティリア王国 今のスペインの王様の漫画で、 この時代のスペインって、正嫡子、私生児入り乱れていて、 カトリックの国なのに、スゴイです 予定では、本編でもっと描かれるはずだった ドン・ペドロ(正式名ペドロ1世)の物語は、 本誌休載の煽りを受けて、急ぎ足、無理矢理~な 終り方でした…… でも、これからは外伝で、補足してくれるようなので嬉しいです 今回の外伝の中で、最後の《地の果てへの道》が 私的には面白かったです。 別シリーズ、いわゆるスピン・オフ作品の 修道士ファルコが出てきますが、 修道士ファルコは元はカドフェルような騎士だったので、 ドン・ペドロとファルコで水戸黄門のような お話がまた、読みたいと思います。 面白そうですもの…… 『修道士ファルコ』 青池保子/白泉社文庫 さて、14世紀カスティリア(スペイン)やフランス、イギリスは ある意味 凄い暗黒時代です。 11世紀から十字軍がエルサレム奪還などと
騒がしくなりますが…… もっと、世界的に有名になるのは、その後のスペインvsイギリス アルマダ海戦時のフェリペ2世ですが。 ここで、ふと疑問が…… スペインの王太子の称号ってあるのかしら と イギリスはプリンス・オブ・ウェールズ フランスはドーファン(海豚の意味ですね) スペインは…… アストゥリアス公(Purintipe de Asturias) 先の漫画の主人公ドン・ペドロ(ペドロ1世)と義兄エンリケ2世の 内乱後、両家の孫の婚姻で事を収めたといいます。 その時名乗ったのが、アストゥリアス公と公妃 今は公領を得るということは無く、 儀礼的な称号となっているそうです ちなみに日本では、東宮、春宮(とうぐう)(ひつぎのみこ) そういえば、フランス国王の弟のオルレアン公の継嗣は 代々シャルトル公爵を名乗ったとか。 『山猫天使』(名香智子作)のことを調べている時 やっとこの事実に気が付きました……。 ずっと、素通りしてきたのね、迂闊でした…… あと、2009年2月 『FLESH&BLOOD』 やっと12巻が出るというニュースも聞きました 今号から画師さんが代わります…… 中々、良さそうだと思いませんか お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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