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カテゴリ:読書・コミック
『よわむし同心信長 天下人の声』
早見 俊 コスミック・時代文庫 久しぶりの時代小説です。 ちょっと軽めで、字も大きく、 読みやすい、分かりやすいとかなり良い感じです。 最近の時代劇とはちょっと毛色が変わっていて、 そこもいいんじゃないかと思います。 できれば、佐伯泰英先生の居眠り磐音シリーズのように テレビドラマになったらいいなぁと思っています。 お酒を飲みながら、CD の声優やドラマの俳優キャストを 考えるのは、本当に久しぶりの『遊び』です(^-^) 南町奉行所 例繰り方(れいくりかた)同心 信藤長次郎は、 定町廻りに配置がえになった。 その役目中に頭を打った彼の頭(?)に 戦国時代の覇者 織田信長が降臨 !!! と言うお話です(^O^) 信藤長次郎(しんどう ちょうじろう)は、 剣筋は良いと言われているけど、真剣はちょっと苦手。 唯一の趣味は、『日本外史』や 『信長公記』などの古典を読むこと。 あだ名が「信長」だけど、なんだかオタクっぽい。 頭の中の織田信長は、主人公 信藤長次郎の頭の中のみ、 彼の眼で物事を見て、会話をします。 小者として雇う豊臣秀吉そっくりな藤吉郎。 許嫁の遠藤奈緒。 上司の筆頭同心 栗山格次郎。 同僚の飯岡敬三。 個性豊かな登場人物がてんこ盛りです(^_-) 他の作品のように、 シリーズ化してほしい作品です ※ちなみに「例繰り方」というのは、 内勤職員のことで、事件の記録の調査・管理 報告書や法令の条文、判例を調査・報告が 役目のようです。 時代劇では悪役の勘定方も内勤職員ですよね 定町廻り同心は派手ですが、 内勤の人間もいないと仕事が回って行かないのは、 どこも同じようです…… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.03.31 10:54:37
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