カテゴリ:徒然ビジネスネタ帳
毎日、少しづつでも必ずやること、って皆さん何がありますか?
今日のテーマはズバリ『継続』です。 この『継続』という視点で世の中を見渡すと、重大なヒントがゴロゴロ 隠されています。 私の例で見てみましょう。 朝、起きます。トイレで○○をしながら、歯を磨き、新聞を読みます。 顔を洗います。 パソコンを立ち上げます。メールをチェックします。主要なニュースを 確認します。 主要市場の株価をチェックします。朝飯を食います。ヤクルトを飲みます。 タバコを一本吸います。 これを大体毎朝20分程度で済まします。これが私の毎朝繰り返される、 継続です。 私のこの朝20分ほどの行動がどれほどの市場を形成しているか、想像 してみて下さい。 朝起きれなかったら?→目覚まし時計の市場規模。眠るための睡眠薬。 トイレで○○できなかったら?→斉藤ひとりさんの『スリムドカン』等 の便秘解消薬の売上。 歯磨き、洗顔剤の市場規模。新聞の市場規模。パソコンの市場規模。 ブラウザの市場規模。 ヤクルトの売上。タバコの売上・・・・・。 どうですか?気付かれましたか? これらすべてに共通するのは、『継続』をテーマにした商品です。 継続できない不安や不満を解消するものなのか、継続することに価値を 見出してもらうのか、知らぬ間に継続させられているのか、いづれかです。 ん?強引ですか?私はそうは思いません。 リピート顧客を増やすとか、顧客生涯価値の追求だとか、言い方はいろいろ あるでしょうが、要は継続してもらうこと、ではないでしょうか? そして期間売上を最大化させるために『継続』の時間幅をどれだけ短縮化 させるか、それが企業経営の本質だと思います。 ここで皆さんに質問です。 ビールって初めて飲んだとき、美味しかったですか? タバコを初めて吸ったとき、うまかったですか? コーラを初めて飲んだとき、美味しかったですか? これ、私の場合、すべて答えはNOです。かっこつけてビールを飲み、 かっこつけてタバコをふかし、コーラを飲む。これを暫く継続して、ようやく それが好きになりました。今ではそれ無しではいられないくらいです。(中毒?) これ、私が勝手に思い込んでいることですが、恐らくガソリンでも毎日飲めば それが美味しく感じるときが来て、やがてそれ無しではいられなくなると思います。 はい。ちょっと脱線しました。 最強のビジネスって何でしょうか?(←ちょっと意味不明) 少なからず、『継続』を押さえたところは、ビックビジネスとして安定的に 経営が出来ているように思えます。 ブラウザソフト、石油、鉄道、上下水道等の生活インフラ、ガスなどなど。 これ、すべて継続的に皆さんが利用しているものです。 これを身近なところに落とし込んで見ていきましょう。 ソフト開発会社は売切り型ソフトではなく、ASPで継続的に顧客との接点を はかり、需要を吸い上げやすくして、他社への乗換えを防止するという効果 を与えています。 また、保守やバージョンアップを名目にして、継続を促進させています。 →接点の継続化。 金融機関は、1年以内の短期借入金の比重が大きいところは、長期借入金 への借り換えを促します。→単発貸付からの長期継続化。 為替、株式、商品、債券の先物市場はすべて交換価値を安定的、継続的に 提供するために生み出されたインフラです。→交換価値の継続化。 終身雇用制度。雇用の継続が保証されることによるメリットをシステム化 したものと言えるのではないでしょうか。(もちろん弊害もありますが) →所得の継続化。 保険。突発的で偶発的なアクシデントを継続的に補填する商品。 →保証の継続化。 健康食品。毎日の健康を栄養バランスという視点から継続的に補う食品。 →健康の継続化。 ほか、取り上げればきりがありません。 これを、セールスレップの商材という観点からみると、また面白いかも しれませんね。 また、話し変わって、人、にスポットを当ててみると、これも興味深いです。 『継続は力なり』という言葉がありますが、これ、ホントです。 以前、企業への融資を行っていたときのお話ですが、私の審査基準というのが ありました。担保になる資産も何もない、という経営者です。 で、何で判断するのか。答えは『継続』です。なにか物事をコツコツと どんな小さなことでも継続的に10年20年とやってらっしゃる経営者の方 は、どんなことがあっても必ずご返済をして下さったものです。 この審査基準の精度は、私に限っていえば100%でした。 と、色々書いていたら、ガスや水道、電気の検針って何とかならないの? と思いました。 毎月ガサガサ家の回りを検針に訪れるのですが、全国レベルで見ると相当数の 検針員の方がいらっしゃると思います。 検針機器にメーターの自動読取り機みたいなのを取り付けて、PHSの ような技術を使って各営業所にデータを飛ばすとか。それが可能になれば 光熱費の削減につながり、より安価な国際競争力の高い社会インフラとして の魅力が増すような気がするのですが。 こういうの、国を挙げて取り組んでくれたらいいのにな。 以上、継続に関する考察でした。。。 それでは皆さん、また明日?お会いしましょう!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年04月19日 13時28分33秒
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