カテゴリ:セールスレップ
みなさん、こんにちわ。花粉症で重体の?野傍の人です。
先日のつづきです。 セールスレップの定義として大切なことは、先日お話しした、その中核的 な機能、役割、活動形態です。ここだけ押さえていれば十分です。 でも、ちょっと分りづらかったかも知れません。もっとシンプルに表現する のであれば、『セールスレップ=顧客開拓業』。 どうでしょう、これなら分りやすいのでは? さて、復習はこのくらいにして、次のテーマに移ります。 ========================================================== <セールスレップの未来1> eマーケットプレイスの拡大が及ぼす影響 ========================================================== セールスレップは今後どのような進化をしていくのでしょうか。 このブログをご覧になられてる方々も、さまざまな未来を想像されている ことと思います。 ここで前提として考慮に入れなければならないのが、いわゆるeマーケット プレイスにおけるBtoB取引の拡大と、それに伴う商材の振分けです。 まずは下記をご覧下さい。 __________________________________________________________________ ■ eマーケットプレイスの現状 -市場規模- 1998年調査開始からの5年間の伸び率変化 (2003年度) ・BtoB 8兆6200億円→77兆4320億円(9倍)/前年比伸び率67.2%増 ・BtoC 645億円→4兆4240億円(69倍)/前年比伸び率64.8%増 <これまでの状況> ・自動車関連 ・電子、情報関連機器 ↓ 前年までは8割以上占めていたが、2003年では初めて7割を切り 68%まで落ちてきた。これはセグメントの裾野の拡大を意味する。 伸びているのは、『食品』、『鉄・非鉄・原材料』、『建設』、『保険サービス』 <拡大の原因> 1 業界における標準化の進展 2 社内基幹システム(ERP)の刷新 3 企業間コラボレーションの進展 4 中小企業のIT化 ※eマーケットプレイス経由での取引金額は7兆8890億円 (EC全体の約1割) ◎取引金額の大きいものから順にならべると・・・・ ・電子、情報関連機器 57500億円 ・繊維、日用品 6720億円 ・紙、事務用品 5650億円 ・産業関連機器・精密機械5220億円 ・自動車1850億円 ・運輸、旅行サービス ・食品690億円 ・建設110億円 _____________________________________________________________________________________________________ (出所: 経済産業省のデータを加工・抽出して掲載) 今後も進展を続けるeマーケットプレイスにおけるBtoB取引の拡大は、 セールスレップの商材選定や活動形態に影響を及ぼすと考えられます。 一般的にeマーケットプレイスにおいて取引が完結する商材の特徴は、 有形かつ市場に認知・浸透されたものであることが多い、という点を考慮 すると、セールスレップにとっての商材選択の鍵はおのずとみえてくる。 現時点もしくは今後において、eマーケットプレイスに組み込まれていくと 想定される商材をメインとして扱うことについては避けておく事が無難かも しれません。 また、ここ数年急速に普及してきているビジネスマッチングサイトなどの オンライン仲介サービスは、そもそもこの仕組自体が競争入札型や相見 積りによって受注者が決まるために、うま味のある仕事を獲得することが 難しい。 「マーケットプレイスへの参加→仕事単価の下落」という図式は、ブランド 価値を高めようとするこれからのセールスレップにとって、手っ取り早く 実績を作るためには良いかもしれないが、そこから早く抜け出せないよう では成功には遠く及ばないかもしれません。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005年03月22日 13時15分30秒
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