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カテゴリ:映画の話 『ヤラワ行』
実際に中国では今でも歩いて山々の村を配達して回ってるそうですね。そう思えば日本なんて甘っちょろいもんだな…とも思ったり、『こういう人に給料をはずんでやってくれ!』と思う。
いつか観ようと思ってた映画のひとつでございます。 すみませんが、監督も俳優も存じませんので省略させていただきますが、素晴らしい映像、素晴らしい脚本、素晴らしい演出、素晴らしい俳優であることだけは間違いないです。 内容は、人生のほとんどを郵便配達員として暮らしてきた父が引退する日を迎える。 国家公務員として長きに渡り勤めてきた仕事ではあるが、今度はその全てを息子に託す事になった。心配はあるが、道中はいつも一緒に歩いてきた愛犬が先導してくれるだろう。 自分の足だけで、山間の村を回る。道なき道を歩き続け、道中二泊を要する過酷な仕事。しかし、訪れる村には離れて暮らす家族の手紙を心待ちにしている人がいる。何より自分の到着を待っていてくれる人たちがいる。プライドと責任だけで勤めてきた仕事もこれで最後。 唯一の救いは自分の息子が継いでくれるということだけだ。だがその息子も、その仕事の重みを理解しているのかどうなのか…。だが心配はしていない。きっとこの仕事を続けてきた意味を、彼も感じる時がいづれ訪れるであろう…。 いつも家に居ない父。それを黙って支え、時々故郷へ思いを馳せる母。待つだけだった毎日も今日で最後。 父と同じ仕事をすることで、家族を省みなかった仕事一筋の父の歩いてきた日々を感じ始める。そして、小さくやせ細った父を背負い感じる父の重み。 素朴に自然とともに暮らす人々。静かに、そして悠々と流れる時間と景色。雄大な自然、そして偉大な父。 とにかく素晴らしい映画です。…ん~、それしか言えませんわ(エヘ) 観ないと損するぜ! 5ションペン 2デンゼル 4デニーロ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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