キングダム・オブ・ヘブン
悲しい映画ですね、これ。全編がリドリー・スコット。オーランド・ブルームのどこか人懐っこさのある面立ちのおかげで少しフィルターかかってますけど、基本的に戦争映画ですからね、『歴史スペクタクル』のつもりで観るとヒドイ目に遭います(アハ)監督は、リドリー・スコット。グラディーエーターからの流れですか、歴史もの好きですよね。主演は、話題作に続々出演中にも関わらず、どこか二番手って感じ(アハ) オーランド・ブルーム共演に、エキゾチックなお顔立ちで、アルマーニのモデル エヴァ・グリーン『スターウォーズ』以来、なぜかちょい役が多くなってきた名優 リーアム・ニーソン 『ダイハード』以来、悪役からめっきり遠ざかっている名優 ジェレミー・アイアンズ 『別にボクじゃなくてもいいじゃん!』ってきっと思ってる エドワード・ノートン 内容は、…あんまり無いんだけどなぁ…(アハ)フランスの田舎町で鍛冶屋として生計を立てる熱心なカトリック信者の青年。子供の不幸を苦に妻が自殺。妻を埋葬した日、彼の前に、十字軍の騎士が現れ、間違いなく自分の実の息子であると言い出す。高名な騎士で敬謙なキリスト教信者でもあるゴッドフリー。聖地・エルサレムへの道半ばで立ち寄ったことを告げ、彼に自分の跡取りとなって欲しいと願うが、鍛冶屋として残る事を選ぶ。しかし、妻の葬儀に立ち会った司祭が妻の形見のネックレスをしていた事、さらに身勝手な正義を語る司祭に、思わず斬りかかり殺してしまう。すぐに彼は、父を追うが、追っ手に囲まれ戦闘に巻き込まれる。かろうじて激戦を生き抜いたが、父は傷を負う。キリスト教の聖地でもあり、イスラム教の聖地でもあるエルサレムを目指す一行。自ら十字軍に参加し、旅の中で戦士として訓練され、成長する。エルサレムにたどり着いた一行。エルサレム国王への謁見を許され、ハンセン氏病(らい病)と闘いながらも平和な国家の建設に残り少ない人生をかける若き国王の熱意に打たれ、彼への忠誠を誓う。微妙なバランスを保ちながら同じ土地で暮らすキリスト教徒とイスラム教徒。そのバランスを崩し、支配と名誉を欲しがるギー。よそ者で成り上がりの彼を疎ましく思い何かにつけ目の敵にする。をすようとする。彼の妻で国王の妹シビラ。彼に好意を持ちながらも自分の立場に翻弄され続ける悲しい運命。国王の死後、王位に付いたギーは、反対を押し切りイスラムへの総攻撃を開始するも、乾きによる兵力の低下と、敵軍の圧倒的な軍事力の前に為すすべなく敗退。彼は残された国民を守るため、立ち上がるのだが…。スペクタクル過ぎて、歴史がわかってないとなかなか難しい映画だと思います。映像はさすがに素晴らしいですけどね、戦争映画であることを忘れないように観ないと意味が無い映画かな?とも思いますね。現在の中東の緊迫した意味なんかも考えることの出来るキッカケになるかも知れませんね。3ションペン4デンゼル3デニーロ