ヴィレッジ
ボクはマイケル・ナイト・シャマラン監督の映画はどれも好きなんです。ただ、さすがに『サイン』ではズッコケましたけど、ま、それも“あえて”そうしたんだろうなと今でも信じていますよ(ニヤリ)そのシャマラン監督作品ですから、普通に美しい地方の静かな映画…で終わろうはずはございません。製作・監督・脚本ですからね、起死回生の一撃と言っても過言ではない作品に仕上がっております。ただ、今回の映画の一番のサプライズは、主演女優!なんと、ロン・ハワード監督の愛娘 ブライス・ダラス・ハワード で、共演には、シャマラン監督とは何かと縁がある ホアキン・フェニックス ある意味サプライズですが役に入れ込んでます エイドリアン・ブロディ 脇を固めるベテラン俳優は、町医者が似合う俳優 ウィリアム・ハート 今回は猿もエイリアンも出てきませんが シガーニー・ウィーヴァー…で、また性懲りも無くシャマラン監督、出てます。(ニヤリ)内容は、まさに平和を絵に描いたような小さな村。まさに一つの大家族のような暮らしぶりは『大草原の小さな家』のあの古きよきアメリカを想像してしまいます。この風変わりな村は、街とはこの深い森に隔離されているので、病気や大きな怪我をした時には対処出来ないんですが、それでも人々は村の年長者たちを長として、規律正しく慎ましやかに暮らしています。この村には昔から決して破ってはならない掟があり、それを破ると森から恐怖がやってくる…と言う伝説があり、それを恐れて、村人は誰一人として禁を破ることはありませんでした。若いものたちはおおらかに成長し、やがて、ある若者たちが結婚することになり、村中が結婚を祝って大騒ぎをしていました。すると森から奇妙な音がして、村人は不安の中、急いでそれぞれの家に帰るんですが、その後、不吉なサインが現れます。さらに、盲目の少女アイヴィーに恋する純真な青年ノアが、彼女の婚約を聞きつけ、アイヴィーの恋人であるルシアスを刺してしまいます。瀕死の重傷をおった恋人を救うため、アイヴィーは森を抜けて町へ行き、薬を持って帰ってくること決心し、村の年長者のひとりである父親に打ち明けます。その時、全てを打ち明けた父親から思いもよらない真実が打ち明けられるのです…。やっぱりそう来たか!というところに収まってくれる部分に『製作の意図』を感じずにはいられませんが、興行的にはこうでないと…って感じで、ホント、よく頑張った(アハ)よく出来た作品です。はい、これ、オススメっす!