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2008.12.04
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カテゴリ:特撮・感想
第51話「はばたけ! 鳥人よ」

あらすじ……
ラディゲはラゲムとして竜たちの前で巨大化する。
竜たちはジェットイカロスで対抗するがとても歯が立たない。そこに小田切長官が操縦するジェットガルーダも加わるが、それでも対抗しきれない。合体してグレートイカロスとなってもまだだめで、長官はテトラボーイを呼ぶ。テトラボーイがラゲムの背中を攻撃したそのとき、ラゲムが苦しむ。それを見て、竜はリエがラディゲに負わせた傷が、巨大化することで広がったことを知る。そこを集中的に攻撃する竜たちだが、ラディゲは、彼らの基地であったバイロックを身にまとい、弱点をカバーする。

竜たちは竜の作戦のもと合体を解く。再びジェットイカロスとジェットガルーダになったとき、ジェットイカロスはラゲムの攻撃で片腕を失う。しかし竜の乗るジェットガルーダの攻撃でバイロックが外れ、ラゲムは無防備な背中をさらしてしまう。そこをジェットガルーダが身動きできないように押さえ込み、凱たちにバードニックセイバーでラディゲの背中の傷を貫くようにいう。だがそうしてしまえば、竜も無事では済まないことに躊躇する凱たち。しかし竜の「俺たちの未来のために」という言葉に、凱は決断する。

バードニックセイバーで貫かれたラディゲは大爆発を起こし、ジェットガルーダもそれに巻き込まれてしまう。だがジェットマンに変身した竜は投げ出され海岸に倒れていた。凱たちに発見され、意識を取り戻す竜。
彼らは戦いが終わったことを実感する。長官は「これから人類の新しい平和な日々が始まるのだ」と告げるのだった。

そして3年後。
雷太は畑を耕していた。そこにお弁当を持ってくる幸子。仲良く昼食をとっているところに、歌手になった亜子から電話がは入る。
そして雷太とアコたちは、花嫁衣装を着た香と再会する。小田切長官の手に引かれて祭壇の前にやってきた香の横には、竜がいた。

一方凱は、花屋で親友のために花束を買っていた。そこにひったくりが女性のバッグを奪うのを目撃し、あとを追い、取り返すと、引き返すのだったが、逆上した犯人に刺されてしまう。

香と竜の結婚式は滞りなく済み、外に出てきた竜は、教会の前のベンチに座っている凱を見つけると、横に座る。顔色が悪い事を心配する竜に凱はいつもの二日酔いだと答える。そして空の青さが目にしみるとつぶやく。竜は俺たちが守ってきた空だと答える。
そこにアコたちが写真を撮ろうと呼びに来る。竜は香りたちに凱は疲れているようだと答える。
凱はたばこをくゆらしながら、香に手を挙げてみせる。そして仲間たちが生き生きとしている様子を見つめると、静かに目を閉じる。
竜は自分たちを祝福するようなリエの姿を見るのだった。

感想……
いやすごいラストだった。ドラマとして感動的というか……。
凱がこういう形で死ぬことは資料的には知っていたけど、実際流れの中で見ると、言葉にできないぐらい感動する。
幸せそうな仲間たちを追う凱の顔がとても穏やかだったのがとても印象的。

これも51話という話数を重ねて、一つ一つキャラクターを深めていったから最後にこういう形で終わってもとても深い感動があるのだと思う。これが中途半端な話を積み重ねていただけなら、主要キャラクターが死んだとしても、その場ではうるうるするかもしれないけど、でもそれで終わりだと思う。でもこの回は違う。、何度も思い返してしまうようなシーンだと思う。
後半は、まさにこれがメインだった。

そして前半は、すさまじい戦いだった。テトラボーイもジェットガルーダも破壊されるし、ジェットイカロスも総称を受けて、まさに総力戦。そして竜が一人ジェットガルーダに乗り込んでラディゲを押さえ込み、そのまま攻撃を城といったとき、てっきりリエの後追いをまだしたいてのかなと思ったのだけと、「俺たちの未来のために」という言葉が、彼は生きるつもりなのだと感じさせてくれた。直接そういうのではなくて、間接的にいうことでそう告げていたというのが、凱にもわかったからこそ、決心したのだということも彼らの表情でわかった。
演技ってこういうことをいうんだなと思う回だった。

何を言ってもまずは感動した。





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最終更新日  2008.12.04 22:19:12
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