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カテゴリ:情況論
テレビと言語の関係 日本小児科学会の調査より
乳幼児が表情や言語発達が乏しいとして小児科へ相談に来 る母子の調査を行った。 その結果、 四時間以上テレビを見ている子供と、四時間未満の子供との 有意言語の発達の比較では、その遅れが約1.3倍 八時間以上テレビをつけている家庭では二倍も遅れていると 言うことが分かった。 さらに、テレビやビデオを見て親が一緒に歌ったり内容につい て話し合うことをしないと、親子間の会話やコミュニケーションの 減少から、言語発達・社会性の遅れや運動能力も著しく遅れて くることが分かった。 これにより日本小児科学会では次の提言をしている。 1 二歳以下の子供は、長時間テレビやビデオを見せないよう にする。言語発達の遅れの原因となる。 2 テレビは、つけっぱなしにせず、見たら消す。 3 乳幼児にテレビやビデオを一人では見せないようにする。 見せるときは親も一緒に歌ったり、子供の問いかけに応えて あげる。 4 授乳中や食事中はテレビやビデオはつけない。 5 乳幼児にもテレビやビデオの適切な使い方、見方を指導 し、見終わったら消す。ビデオは継続反復視聴はしない。 6 子供部屋にはテレビやビデオは置かない。 特に小学校入学前のテレビを見る一日総時間は二時間、ゲ ームは三十分が適当だと提言。 そらに興味深い別の調査では 四ヶ月児で母親の目線に視線をそらす子供 (1)テレビの付いている時間 一日 0~3時間 37.5% (2)一日4~6時間 65.2% (3)一日7~9時間 90% (4)一日10時間以上 96.6% *これでも分かるように画面との関わりで、実際の親とのコミュ ニケーションはもはや成り立たなくなることが分かる。 特に一才六ヶ月くらいから大人の言語の模倣が始まり、二才 児では二語文での会話が確立すると言われる大事な時期で す。この時期にテレビやビデオのつけっぱなしは気をつけるべ きでしょう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年05月07日 14時04分19秒
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