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カテゴリ:情況論
いじめで小中学生が大きく揺れている。いや、子供達だけではない。学校という教育の場の対応のまずさや、家族達の思いなどがそれぞれの立場でより鮮明に見えてきた。
教育現場での教師、校長、教育委員会の立場や保身も垣間見え、教育の限界も分かってきた。未履修単位問題と同時進行して、不信感が露呈したと言って良い。それらについては、別の文章で書いたので、今回は、いじめに絞り、しかも現にいじめられている子供、それにいじめている子供それぞれに、ひと言言うとすれば、何というか。 そこに触れてみたい。 朝日新聞の第1面では、コラム欄としていじめの双方に専門家達からの意見が書かれている。 「人は生きていれば必ず、だれかに支えられるだけではなく、だれかを支えています。もし、あなたがいなくなれば、あなたに支えられるはずだった大勢の人を悲しませることになる。」(児童文学者:あさのあつこ.12006.11.14朝日新聞朝刊) 「いじめを続けることで、失われるものが確かにある。自分自身が大切で、かけがえのない人間であるという自覚が、いちばんに損なわれます。」(精神科医斉藤環:2006.11.15朝日新聞朝刊) (1) いじめられている生徒に まず、いじめている当事者に、そのようなことは迷惑だからしないように忠告しよう。 それで収まらないときは、親、先生や友人に相談しよう。自分は1人で生きているのではないので、自分の気持ちを理解してもらうために相談しよう。なんらかの。解決の糸口がつかめるはずだ。 それでも、事態が変化しないなら、そのいじめの行為と自分の思いをノートに整理して、まとめよう。それを読んでもらう努力をする。辛いなら学校に行く必要はない。休んで事態が変わるまで休養すれば良い。いちばんのポイントは、いじめをしていた連中が君に心から謝ったときから投稿すれば良い。 (2)いじめている生徒に 恐らく、きみは悪いことをしているのは分かっているはずだ。友だちの手前や、相手への腹いせがあって遣っているに違いない。だが、それが本当の問題の解決になんてならないのは理解できるはずだ。やっていることは、実に程度の低い行為だから。 だから、相手をそんな風にいじめて、いやがらせをするのはよせ。話し合って問題解決をせよ。方法が見つからなければ、先輩、先生、友だちや親などに、どうしたらうまく解決できるかを学び、そして現実の問題に正面から対処しなさい。それで、うまく行く。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006年11月15日 16時57分57秒
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