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カテゴリ:情況論
先日、大阪で知的障害を持つ男が、男の子を投げ落とした事件がありました。犯人の男性は、知的障害者で再犯を繰り返していたということです。
事件の内容は、大阪府八尾(やお)市の近鉄八尾駅前の歩道橋で 3歳の男の子が、歩道橋から路上に投げ落とされた事件。 ・男の子は足の骨を折る重傷。 ・殺人未遂の現行犯で逮捕されたのは、吉岡一郎容疑者41歳です。 ・その吉岡容疑者は、知的障害者が暮らすグループホームで生活していて、通っていた助産施設でお菓子をつくる仕事をしていました。「仕事場で同僚に世話を焼かれるのがうっとうしかった」と供述しています。彼は1987年~2000年にかけて、幼い子供を誘拐する事件を合計6件起こしていて、2000年に懲役1年10ヶ月の実刑判決を受けています。 「子供への傷害で以前いた施設を退所。今の施設に来てからも、年に何度か突然いなくなることがあった。 ・施設では再犯を防ぐため、外での活動時には必ず職員が同伴。幹部は「気を付けていたが、結果的に甘かった」と話している。」 ■厚生労働省の統計では…■ ・知的障害者は全国でおよそ46万人。ちなみに、身体障害者が352万人精神障害者が258万人。 ・46万人の知的障害者のうち、3割の13万人が入所施設で暮らしている。 ・知的障害がある受刑者らの自立支援策と再犯防止を支援するため、研究班を発足。モデル事業が去年の秋から始まっている。 ●法務省によると、2005年に服役を開始した受刑者およそ3万2千人のうち、明らかに知的障害者とされる人は、287人でその中の38人は 10回目以上の服役だった。再犯に走ることなく社会復帰できるようにするため、今春から、受刑者施設と地域の連携を強め、出所者に適切な福祉施設をあっせんする仕組みをスタートさせるという。 知的障害者が、その受け皿となる社会内の施設で専門スタッフの治療と改善にあたる環境整備が整わない限り、累犯者の施設たらい回しや、押し付け合いが続くに違いない。累犯者はあくまでも、知的障害を持つ、犯罪を犯しやすい人物に間違いない。精神カウンセラーのメンタルケアーも時間がかかるだけではなく、脳障害等がある場合は、いつ犯罪を実行するかは分からない。いつでも起こしうる状態のはずだ。一般の社会に出されれば、何かの切っ掛けで累犯する可能性を十分もっている危険な人物には違いない。本人の改善、保護と同時に、見ず知らずの子供達が、いきなりとんでもない党利魔笛名事件に巻き込まれるのを防止するには、安全と判断できうるまでは、施設での収容とケアを継続しないといけないと思われる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007年01月20日 17時29分46秒
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