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カテゴリ:泣き系
残暑が厳しいので、まだ怖い話はアリかと・・・
中学1年の夏休み・・・友達数人とある計画を立てた。 名付けて『夜、真っ暗な場所で心霊写真を写そう!計画』 (そのまんまやん!) 夜8時に友達の家に集合し、淀川の堤防(真っ暗な所を選んで)にて撮影する事に。 で、当日・・・ 僕は事情により集合に遅れ、場所がわからなかったので 友達のお父さんと一緒に現地へ向かいました。 現地に近づくと、かすかな光が見えたので僕は大声で「おーい!遅れてごめーん!」 と叫びました。(ここ重要です。覚えておいてください。) すると友人は気付いてくれて目印として懐中電灯をこっちに照らしてくれました。 全員が揃った所で約束事の確認・・・ 基本的に灯りはつけない。撮影中は録音しているので会話は小声で耳元で行なう。 そして撮影開始!! 黙々と撮影を続けていきました。 約30分で撮影は終了し、念の為に友達の知り合いのお寺に行き、お払いをしてもらい その日は解散しました。(写っているのを期待して) 翌日、再び集合して写真を現像に出し、全員で録音したテープを聞くことになりました。 いざ再生・・・ ガチャガチャ・・ザワザワ・・準備中の音です。会話の声はほとんど聞き取れません。 そして「おーい!!遅れてごめーん」僕の叫んだ声がハッキリ聞こえました。 「お!やっと来たわ!」 「遅刻やん!」 僕の声に気付いた友達の声です。 その後、約束事の確認以外はほとんど会話は聞こえず、 ひたすらシャッター音が聞こえるだけになりました。 しばらくその状態が続きましたが・・・突然、ある声が聞こえてきました。・・・ 「おと~さ~ん」 「おと~さ~ん」・・・・・ 明らかに子供の声です。子供二人が父親を探している(もしくは呼んでいる)声です。 僕らは全員、目を見合わせました!! 「何や?これ? こんなん聞こえたか??」 「知らんで」 誰も聞いていない声でした。・・・聞き逃していた?? いや、それはありえません。 ・・・思い出してください。さっきの僕の叫び声・・・ あの声と同じ位の音の大きさなんです。 僕の声は全員が気付きました。 あれだけ静かにしていたんですから、子供の声があの時にしていたら ・・・絶対に気付いていたはずです・・・ その声はしばらく続きました。 どうやら父親を探しているようです。 恐怖を感じながらも最後まで聞きましたが、声はその部分だけでした。 その後、怖くてそのテープを聞く事ができず、 しかも夏休み中に友人宅から紛失するというオチ付き・・・ 一体あの声はなんだったんでしょうか?? ちなみに心霊写真は写っていませんでした・・・ 残念なのか良かったのか複雑な心境でした。(でも、写ってたらマジで怖かったやろな~) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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