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2008.02.10
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カテゴリ:グットな人
日本に花屋さんは、2万2千件あるそうだ。花屋の一日の売り上げは、平均すると6万円から7万円程度といわれる。一日10万円も売れば一流らしい。

いま、本を読んでます。ユー花園、社長の山田さんの自伝”花屋一代”。


いままでいろいろな経営者の本を読みました。

この花屋の山田社長の苦労は、群をぬいて、すごい。


もともと、山田社長は望まれて生まれたわけではないらしい。

だから、社長のお母さんは、妊娠がわかったとき、堕ろそうとしたそうだ。

柿ノ木から飛び降りたり、段々畑から飛び降りたりしたそうだが

社長の生命力が強かったせいか、堕ろすことは出来なかった。

山田社長の家は貧しく、二人も育てる余力がなく、知り合い連中のあいだを

たらいまわしにされながら、その後も育てられたそうだ。

山田社長いわく

赤ちゃんの頃は、ぶさいくで、頭が大きくムスッとした顔。がーがーとカエルのように

泣いており、それがまた、たらいまわしの原因にもなったらしい。

その状況の中、山田社長は不良になることなく、こう言っております。

”あの頃は、生んだものの家計が苦しいために捨てられた赤ん坊が、田舎の川には

 ぼこぼこ浮いていたというぐらいの時代だから、わたしなどはまだ運が良かったほうだ”


外国の話ではなく、ほんの少し前の”日本”の話。


その後も山田社長は、修行先の品川の花屋さんで6年間”無給、無休で働くのです。

銭湯に行くときだけ、銭湯代をもらえるので、風呂に行く回数を減らして、下着や歯ブラシな

どを買って生活していたそうです。

そのエピソードも山田社長に言わせると

”修行時代、給料を1円ももらわなかったものの、おかげでいいこともあった。

 わたしは今もタバコは吸わないし、麻雀もしなければ、競馬にも興味がない。そしてこの

 年まで人並み以上に健康なのは、若いときに質素で規則正しい生活をさせてもらった

 からだ。その意味では、厳しくしつけてくれた(修行先の)社長には頭があがらない。”

山形には、昔の厳しい時代の話として”おしん”があります。

おしんより、すごい人生だと思った。

それに比べれば。。。

もうすこしがんばろうとおもった。






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Last updated  2008.09.28 09:32:37
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