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2008.03.01
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カテゴリ:太平洋戦争の追憶
アメリカとの戦争で、日本の負けが決定的となった戦い。ミッドウエイ。。。

二正面作戦、正攻法への固執、連戦連勝の驕り、情報収集力の欠如。兵力の分散。

失礼な話。わざわざ遠くまで負けに行って、負けたようなものだ。

でも、負けた戦いの中には、学ぶ材料が沢山ある。

後に、生まれてきた人間にとっては、とても有難いものである。

ある程度ではあるが、同じようなケースに出くわしたときの対処法の参考になるからだ。

ふと思った。一昨日の男子バレーの話。。。正攻法の限界。

案外、奇襲は、危険だという雰囲気がある。が、奇襲で勝った戦いはけっこう沢山ある。

むしろ、横綱相撲の正攻法で勝った戦いのほうが少ないように感じる。

正攻法で勝てるときは、圧倒的な実力差を持っている時、ぐらいではないだろうか。

奇襲が強いのは、理にかなっている(合理的)からだと思う。

ふつう理にかなっている方が本来、正攻法と言うのだが、

どこかで本質がズレてしまったのだろう。

最新鋭のイージス艦に乗艦されている方々は、選抜されたエリートらしい。

霞ヶ関の方々も数々の難関な試験を通ってきたエリート。

よもや、単純で初歩的なミスなど犯すはずがない。普通に考えるとそうなる。

でも現実は、普通の常識とちがう結果をもたらす。




日本海海戦。当時、日本の二倍の戦力を持つロシアのバルチック艦隊を日本が破った戦い。

このときの日本は、敵前大回頭という奇襲を仕掛ける。

敵の司令官は、それを見て”敵は狂ったのか”と言ったぐらい

常識はずれの戦法をとる。結果、日本の大勝利。

戦いの後、東郷司令長官は、よろこび騒ぐ将校たちに向かって一言。



      ”勝って兜の緒をしめよ”



そして東郷長官は、敗れた敵の指揮官のところにお見舞いに行く。

相手を見下ろす形にならないように、枕元に椅子を置いて、腰掛けて話したそうです。


敗れえた相手の指揮官。

”敗れた相手が閣下であったことが、私の最大の慰めです。”と言ったそうだ。

敵から尊敬される人物。ねらって出来るものではない。





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Last updated  2008.03.01 23:46:17
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