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カテゴリ:グットな人
むかし。双葉山(ふたばやま)という強いお相撲さんがいた。
69連勝(朝青龍でも最高35連勝)して、初めて負けたとき 日本で始めて、スポーツの号外が出た。 彼は子供のころ、病気の後遺症で、右の目がほとんど見えなかった。 また事故により、小指が不自由だった。 相撲界に入った当初は、 ”だれとやってもちょっとだけ強い”と言う程度の力士だった。 しかし、かれは努力し、”後の先をとる”という、 たちあいでメキメキと力を発揮し 横綱へ駆け上がってゆく。 70回目に負けたとき 彼は、”いまだ木鶏たりえず”という有名な言葉を残す。 荘子の言葉だ。 むかし闘鶏好きの王様が、強い鶏を育てる名人に、一羽の闘鶏を育てることを命じた。 10日たって王様は聞く ”どうだ、ほかの鶏と蹴りあっても、負けないぐらい強くなったか?” 闘鶏家 ”まだまだでございます。カラ元気で虚勢を張っております” また10日たって王様が聞くと、闘鶏家は答えます。 ”まだでございます。他の鶏を見ると、すぐに飛びかかろうとします。” さらに10日たつと、ようやく ”もう、いいでしょう。敵の鶏が鳴いて、いどみかかってきても、 すこしも態度を変えなくなりました。まるで、木彫りの鶏のようです。” 朝青龍が、35連勝より、高みにのぼろうとした時、 心・技・体のうち、 一番はじめにくる文字の”心”のトレーニングが鍵を持つような気がする。 双葉山の69連勝を阻止した力士がいる。 よろこんで、親方に報告に行った。 親方は行った。 ”勝ってほめられる力士になるより、負けてさわがれる力士になれ”と タイトルの”止め名”とは、野球で言うところの永久欠番のことです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.21 06:18:10
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