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2008.04.18
カテゴリ：グットな人
名阪近鉄観光バス、勤続２５年、無事故、バス運転手、誕生日４月１１日
関谷定男、５７歳。 プロとして、乗客３９名の命を守り、亡くなった方。 その日は、関谷さんの誕生日だった。 同僚から祝福され、仕事をスタートした。 昼前の高速道路で事故は起きた。 高速走行中の大型バス。 前方から、巨大な塊がバスを襲う。 ハンドルをめいっぱい切り、 自身への直撃を避けることが出来たかもしれなかった。 しかし、高速走行中の大型バスがそんなことをすれば、 横転し大惨事になる危険性もあった。 彼は、巨大な塊が自身の命を奪う瞬間まで、お客様の安全を考えていたようだ。 いや、もしかしたら、亡くなった後も、お客様の安全を考えていたような気がする。 同乗していたバスガイドの話。 ”あわててバスを止めようと、サイドブレーキを引こうとしたら、 その前にバスはゆっくりと止まった。 止まった時、もう思い切り、フットブレーキが踏まれていたようです。 （関谷さん）すべてを受け止めてくれたのだと思います。” そう、彼の足は、ブレーキペダルから離れることはなかったのだ。 葬儀に、乗客の方がこられたそうです。 ”関谷さんにいただきました命、大事に使わせていただきます。”と 遺族の方に伝えたそうです。 お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
Last updated
2008.04.18 23:54:47
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