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2008.04.19
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カテゴリ:グットな人
アマデウス・モーツアルト。

彼は、35歳で亡くなった。

ウイーン近郊の聖マルクス ”共同墓地” に埋葬された。

その時、一人の見送りもなかった。

”アマデウス”とは、ラテン語で”神の寵児”という。

つまり”神に愛された人”という意味だ。

彼は、5歳で作曲をし、6歳の時、オーストリアの女帝マリア・テレジアの御前で、

演奏をする。

そして、その時、同い年のマリー・アントワネットに

”大きくなったら結婚してあげる”と言ったそうだ。

彼は、五ヶ国語を話し、人生の1/3を旅で過ごした。

彼は言う

”旅をしない人は、まったく哀れな人間。いつも同じ場所にいるとだめになります。”

たしかに、彼は、その時々で、その”都市の呼吸”を感じ取り、切り取り、

詩にしているようなところがある。

彼の晩年は暗く厳しい。しかし、K(ケッヘル)-551、交響曲第41番が生まれる。

人生の厳しい嵐のなかにあったからこそ、250年を経たいまでも人々を魅了する

メロディーが生まれたのかも知れない。

人間は二度死ぬと言う。

一度目の死は、肉体の死。

二度目の死は、人々の記憶から忘れ去られた時。

彼は35歳で止まっているが、250歳を超えている、ともいえる。

だからこそ、彼は、アマデウスなのだ。





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Last updated  2008.04.20 00:12:19
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