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カテゴリ:グットな人
アマデウス・モーツアルト。
彼は、35歳で亡くなった。 ウイーン近郊の聖マルクス ”共同墓地” に埋葬された。 その時、一人の見送りもなかった。 ”アマデウス”とは、ラテン語で”神の寵児”という。 つまり”神に愛された人”という意味だ。 彼は、5歳で作曲をし、6歳の時、オーストリアの女帝マリア・テレジアの御前で、 演奏をする。 そして、その時、同い年のマリー・アントワネットに ”大きくなったら結婚してあげる”と言ったそうだ。 彼は、五ヶ国語を話し、人生の1/3を旅で過ごした。 彼は言う ”旅をしない人は、まったく哀れな人間。いつも同じ場所にいるとだめになります。” たしかに、彼は、その時々で、その”都市の呼吸”を感じ取り、切り取り、 詩にしているようなところがある。 彼の晩年は暗く厳しい。しかし、K(ケッヘル)-551、交響曲第41番が生まれる。 人生の厳しい嵐のなかにあったからこそ、250年を経たいまでも人々を魅了する メロディーが生まれたのかも知れない。 人間は二度死ぬと言う。 一度目の死は、肉体の死。 二度目の死は、人々の記憶から忘れ去られた時。 彼は35歳で止まっているが、250歳を超えている、ともいえる。 だからこそ、彼は、アマデウスなのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.04.20 00:12:19
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