|
カテゴリ:グットな人
囲碁棋士、藤沢秀行 元名人。
棋風は、”異常感覚”と呼ばれる天才的な”ひらめき”を持ち、 はじめの50手までなら日本最強といわれる人物である。” 碁とはなにか?と聞かれたとき 彼は、 ”どんな碁を打っていても最終的に勝てばいい、勝つことが強いという考え方がある。 しかし、勝つためだけの碁は底が浅くなり、汚い碁になってしまう。 わたしは、芸のない碁を打って勝っても仕方がないと思っている。” 将棋の棋士、芹沢さんと、酒の席で”囲碁と将棋の全てを100としたら 自分達は、その、どれくらいをわかっているだろうか”と お互い紙に書いて見せ合ったそうだ。 芹沢が”4” 藤沢が”6”と書いてあった。 藤沢は、自分は思い上がっていたと、深く反省したという。 天才と呼ばれる二人が、100のうち、わずか4か6ぐらいしか理解していないというのだ。 藤沢さんは、プライベートもすごい。 愛人の家に入り浸り、自宅に3年も帰らなかった。 用事が出来て、家に帰らなければならなくなったとき 自宅への行き方を忘れてしまっており、奥さんを電話で呼び出して案内させたという。 また、エッセイスト開高健さんに向かって、”やい、クロ饅頭出て来い!”などと 叫んだりもしていたそうだ。まことに豪放磊落な方だったようだ。 ふと思った。以前の日記にも書きましたが、 将棋の羽生さんも”勝負のあり方”について藤沢さんと同じようなことを言っていたような 気がします。 ”みのるほど、頭(こうべ)をたれる、稲穂かな。” お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.05.04 08:40:43
コメント(0) | コメントを書く
[グットな人] カテゴリの最新記事
|