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カテゴリ:グットな人
となり町に、寒河江市(さがえし)という小さな町がある。
そこに、佐藤繊維株式会社という名前の会社がある。 私が住む東根市の隣町の会社の話だが、知っている人はほとんどいない。 しかし、世界中で繊維を扱うバイヤーでこの会社を知らない人はいないだろう。 この会社は、自社工場でつくられた、こだわりの糸を使い、最終商品のデザインから 製造、販売まで手がけている。 自社独自の ”M.& KYOKO ”というブランドも持っている。 設立当初、このブランドは日本のバイヤーたちにまったく相手にされなかった。 ”東北の田舎ブランド”と揶揄された。 この会社の商品を真っ先に認めたのは、アメリカのニューヨーク市場だった。 それがきっかけとなり、NYで良いというなら、きっと良いのだろう。 ということになり、遅れて日本でもブレイクする。 その後は、出展することすら難しい、ヨーロッパの歴史と権威ある展示会に招待され グッチやヴィトンなどのブランドからも引き合いがある。 彼の肩書きは”糸作家”という。 彼は言う ”僕たちは流行を追いかけません。山形でやってよかったと思います。 なぜなら流行に飲み込まれることがないからです。” ”これが来ているから、次のシーズンはこれ”という考え方はしない。 ”すごい糸だな”と言われるのは、世界の誰にも作れない糸を作っているからだ。” ”今何が出来るか”の最高を追求しながら、誰もやらなかったことをやります。という。 私も、山形が好きで、引っ越してきて住み着いてしまった人間として、 わかるような気がする。自然が一番です。 だから、山形では、グラディエーターサンダルは見かけませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.09.28 09:24:29
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