339573 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

カフェ感

カフェ感

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Calendar

Category

Comments

ちょこどーなっつ@ Re:停電について(03/13) あんどーなっつです。 お元気ですかぁ…
ちょこどーなっつ@ Re:停電について(03/13) あんどーなっつです。 ご無事で安心し…
YUKI64@ 良かった! 無事でよかった! 命があって何よりです…
いなあゆ@ Re:停電について(03/13) ご無事でよかったです。
チョコまりん@ Re:停電について(03/13) ご無事で安心しました。 阪神淡路大震…

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2024.11
2024.10
2024.09
2024.08
2024.07

Headline News

2008.06.15
XML
カテゴリ:グットな人
以前、日韓ワールドカップという大きなイベントがあった。

いま、わたしは優勝したチームを思い出せない。

覚えているのは、日本が頑張ったこと、デンマークのトマソン選手のこと、二つだけ。

私は、ワールドカップと言う単語を聞くたびに、必ずトマトン選手のことを思い出す。

ワールドカップの為、各国の代表チームは日本の様々な街に分かれてキャンプを張った。

そんななか、和歌山県でキャンプを張ったチームがあった。

トマソンの所属するデンマークチームだった。

彼らは、きつい練習の後でも、地元のサッカー少年達とミニサッカーを行ったり、

握手会をしたりするなど、実に地元に貢献しマスコミでも話題なった。

ある日のサイン会での出来事だった。

トマソン選手の前に、一人の少年がもじもじしながら立っていた。

ちょっと様子がおかしいと思ったトマソンは、通訳を通じ、”どうしたの”と

彼に聞きました。すると、男の子はポケットの中から1枚の紙切れを取り出して、

トマソンに渡しました。そこには英語で、こう書かれていた。

”ぼくは、小さいときに病気にかかり、口と耳が不自由です。耳は聞こえません。

 話も出来ません。だけどサッカーはずっと見てきました。大好きです。

 ぼくはデンマークのサンド選手とトマソン選手が好きです。がんばってください。”

その少年の手紙は学校の先生に書いてもらったものだった。

すると、トマソンは、驚いたことに手話を使い、少年と会話を始めます。

少年に、”きみは手話は出来ますか?”と手話で語り掛けたのだ。

しかし、手話も国によって異なるため男の子には通じませんでした。

トマソンは、通訳に対して

”紙に文章を書いて、この少年と話がしたい。だから、すまないが後ろに並んでいる

 大勢の人たちに”彼と話す時間をください。”と伝えてほしいと頼みます。

後ろで、順番を待つ人のなかからは、だれも、なにも文句は出なかったそうだ。

二人の文字の会話が始まる。

少年は聞きます。

”トマソン選手は、どうして手話ができるのですか?”

トマソン

”私には、きみと同じ試練を持っている姉がいます。その彼女のために

 私は手話を覚えたんだよ”

”きみの試練はとてもつらいものだと思う。しかし、君と同じように、君の家族も

 その試練を共有しているんだ。きみは一人ぼっちじゃないってことを、

 ちゃんとわかっていますか?”と少年にたずねます。

その時、少年は、だまってうなずいた。という

”それなら、きみは大丈夫さ。きみにも、誰にでも、つらいことはあります。

 もちろんきみのママにもつらいことはある。

 それを乗り越える勇気を持ってほしい。”

 そして、最後にトマソンは少年と、こんな約束をします。

”ぼくは今大会で、必ず1点とります。その姿を見て、

 君がこれからの人生をがんばれるように、私は祈っています。”

少年は、にっこりと微笑み

”はい、応援しますから、がんばってください”と答えました。

トマソンは、約束どおり、今大会で1点どころか4点も獲得する大活躍を見せ、

チームは決勝トーナメントにまで進出することが出来た。

すべての試合が終わった後、和歌山のホテルでデンマーク選手をねぎらう会が開かれた。

そこで、トマソンは少年と再会する。

自身のチームがイングランドに負けてしまった事、ゴールを決めたこと、、、

二人は、紙で楽しそうに会話をしました。


トマソンが少年に残したことば。

”君には試練が与えられている。それは神様が決めたことで、

 今からは変えることはできない。でも、神様は君に試練を与えたけれど、

 君にも必ずゴールを決めるチャンスを神様はくれるはずだ。

 そのチャンスを君は逃さず、ちゃんとゴールを決めてください”

この言葉をきいた少年は、力強くほほえみを浮かべ”はい”と答えた。


一流の選手とは、技術で人を感動させる事のできる人。。。ではないと思う。

人格によって、人に”夢”と”希望”と”勇気”を与えることの出来る人。のことだと思う。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2008.06.15 09:05:07
コメント(0) | コメントを書く
[グットな人] カテゴリの最新記事



© Rakuten Group, Inc.
X