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カテゴリ:グットな人
中卒から、東証一部上場会社を作った男。
福井コンピュータ株式会社 代表取締役社長、小林眞(こばやしまこと)。 かれは、小さい頃、貧乏でいじめられっこの少年だった。 学校の帰り道、いじめっ子が待ち伏せしているところを 頭を両手で抱えて逃げていく子どもだった。 小林少年のお父さんは、女をつくり家に戻ってくることはなかった。 小林少年は、小学校5年生の頃、家計を助けるために母親といっしょに 荷物を背負って行商することになった。 その時のことが、小林少年の、のちの人生に大きな影響を及ぼすことになる。 小林社長の話 ”母は田舎道を一緒に歩いている時や、電車に乗っているときなど、 いろいろなことを教えてくれた。その中で特に記憶に残っているのは、 ”男子として生まれたからには、大義の前にはいつでも命を投げ出す覚悟を しておかなければならないよ”といったことであったり、 ”武士は食わねど、高楊枝””渇すれども盗泉の水を飲まず”といった むかしの武士( もののふ )の心といったものでした。 たった一つしかない大切な命を捨ててまで守らなければならないものがある、 ということを教えられました。 今、考えると、大変貧しく、ひもじい時代に、 悪いこともせずにプライドをもって生きてこられたのも、このような母の教えが 心のどこかにあって、支えになっていたからだと思います。 彼は、 10歳で魚の行商をはじめる。 中学を卒業後自動車修理工場へ就職。 その後も、旋盤工、タクシーの運転手など転職を13回。 手作りコンピュータをつくり全国営業行脚。 そして、建築、測量・土木CADソフトウェア開発に成功する。 業界で大きなシェアを誇る「図作」「アーキトレンド」を 生み出した企業を築き上げ、株式上場を果たした。 更に今、世界初のモーターを使ったフィットネス・マシンを開発し新市場へ挑戦する。 昭和54年、福井コンピュータ株式会社を設立。 (1979年) 平成7年9月 株式を店頭登録(現ジャスダック市場に上場) 平成18年2月 東証二部に上場 平成19年3月 東証一部に上場(指定替え) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.29 23:16:47
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