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カテゴリ:グットな人
モノが売れない時代だという。
しかし、 IPodの売れ行きを見ると、 ”売れない時代”ではなく、”工夫の時代”なのだと教えてくれる。 アップルコンピュータを共同設立した人の一人。 スティーブ・ジョブズ。 彼が生まれたとき、彼の母親はまだ若く学生だった。そして未婚だった。 彼は、生まれるとすぐに養子に出されることになる。 彼の母親は、彼を養子に出す条件として、”大学を卒業させること。”を 強く望んだ。 しかし、彼を引き取ることになったのは、大学をでていない労働者階級の夫婦だった。 彼の母親は、不安になり養子縁組のサインを断ります。 しかし、彼の育ての親となる夫婦が”絶対にこの子を大学に行かせる”との約束をして くれたため、最後には認めることになった。 17年後、約束どおり彼は大学に進学する。 しかし、彼の育ての両親にとって、大学の学費は膨大なもので、 こつこつ貯めていたお金はすべて消えてしまいました。 彼は、大学を半年も通うと、そこで学ぶことになんの価値も見出せなくなっていた。 だからといって、自分のやりたいこともまだ見つからずにいた。。。 彼は、大学を辞める決意をした。 しかし、すぐには辞めなかった。 興味のない必修科目は無視した。 面白そうだと思う科目だけを履修しようと考えたのだった。 そのなかに、文字を美しく見せる手法、ジオグラフィがあった。 彼は、素晴らしい書体を作り上げるための技術を見につけてから大学を辞めたのだった。 その技術は、10年後、マックのフォント技術に取り込まれ、 コンピュータの世界を大きく飛躍させた。 彼は、その後、アップルコンピュータを去る。 そして、1997年、赤字続きで精彩を欠く、アップルコンピュータに返り咲く。 そして、彼は自分の給与を年間、わずか1ドルで仕事をすることに決めた。 その1ドルも州法により、社会保障を受けるために給与証明書が必要なためだったからだ。 そして、彼はいまだに自社株を1度も、そして1株も売却していないらしい。 その数、550万株。 IPodを創った男とは、そういう男だった。 最後に彼の印象深い言葉を。。。 彼は、日本のソニーを高く評価している。 ”ソニーのHDVカメラはとても優秀だ、値段は高いが、これは一家に一台必要なものだ。” しかし、日本人の印象について彼は。。。 ”海岸を埋めつくす死んだ魚のようだ”と表現している。 だけれど、日本蕎麦や刺身が大好きらしい。 山形県は、蕎麦の産地だから一度来てもらいたいものだ。 ”死んだ魚の印象”もずいぶんと変わると思う。 余談だが、 先日6月27日に引退したマイクロソフトのビル・ゲイツのエピソード。 彼と一緒に食事をした人の話。 彼は、牛肉と豚肉を食べないそうだ。 不思議に思い、なぜだか、聞いた。 すると、ビルゲイツは、 ”そう、好きなものを我慢するのは、”意思”を強くする訓練になるからね”と 笑顔で答えたそうだ。 日本では最近、会社を急成長させて、捕まってしまったあんちゃん達が多い、 歳は同じぐらいだが、彼らとは、中身において随分と次元が違うようだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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