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2008.08.05
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カテゴリ:本田宗一郎
トヨタ自動車、日産自動車、ホンダ。。。


じつば、ホンダだけは、会社の名前に”自動車”という文字が入らない。


正式名称は、本田技研工業株式会社という。


いま、ガソリンが高騰し、ホンダは追い風だ。


そう、ホンダには、世界一のバイク部門があるからだ。


スーパーカブ(英語で猛獣の子供の意味)は、発売当初、1リッターあたり


180キロ走るとカタログに書かれていた。

実際の街中の走行でも、1リッターあたり60キロは走るそうだ。


昔の日本では、さまざまな会社で利用されていた。


電電公社(現NTT)では、若竹色のカブ。


旧食糧庁では、小豆色のカブ。


警察の交番では、黒バイ(黒カブ)。


種子島では、高校生が通学に使うバイクとして指定されているそうだ。


カブを開発するにあたって、


社長の本田宗一郎は開発スタッフにいった。


”そば屋の出前持ちが片手で運転できるようにせよ!”


左手のクラッチレバーを廃止し、自動クラッチを採用した。


また、シフトペダルには、かかと用の踏み返しがつけられていた。


そのために、ぞうり履き運転もできるように考えられていたという。


カブが完成し、いよいよ販売となったとき。。。


普通は、営業マンを販売店に派遣するのだが。。。


そのころのホンダは、まだ小さな町工場で、

朝礼のときに、社長の本田が、みかん箱の上にあがって、

”世界のホンダになるんだ~”といっていたころ。


会社に営業マンなどいるはずがない。


そこで本田は考えた。


日本全国、5万件にのぼる自転車屋さんにダイレクトメールを送ることにしたのだった。


本田の右腕の藤沢武夫がダイレクトメールの勧誘文をつくり、


社員はもとより、代筆業者、取引銀行の行員までも総動員して宛名書きした


そして5万通のダイレクトメールを送付したのだった。

(当時、まだコピーという便利なものはなかった?)


内容は。。。


スーパーカブ

”一台の定価25.000円、卸価格19.000円  代金は前金で願いたい。”


本田の知名度が低かった当時、詐欺だと思われ、だれも買わないだろうという声も多かった。


”前金です。”というのだから無理もない。


しかし、むかしは、まだそれほど疑り深くはなかったのだろう。



5000軒の自転車屋さんから、注文が殺到した。(前金でですよ!)


ここから、本田は世界のホンダへ加速してゆく。



最後に、以前紹介した私の座右の銘を。。。長い座右の銘です。


本田宗一郎


”日本人は、失敗と言うことを恐れすぎるようである。どだい、失敗を恐れてなにも


 しない人間は、最低なのである。”



”多くの人は皆、成功を夢見て、失敗しないことを望んでいますが、


 開拓者精神によって自らが新しい世界に挑み、失敗、反省、勇気という


 三つの道具を繰り返し使うことによってのみ、最後の真の成功という


 結果に達することができるのだと、私は信じる。”


”私の現在が成功と言うのなら、私の過去はみんな失敗が土台作りをしている


 ことにあります。仕事は全部失敗の連続であります。”



”人は、見たり、聞いたり、試したり、の三つの知恵でまとまっているが、


 多くの人は、見たり、聞いたり、ばかりで、一番重要な”試したり”を


 ほとんどしない。ありふれたことだが、失敗と成功は裏腹の関係になっている。


 みんな失敗を恐れるから成功のチャンスも少ないのだ。”








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Last updated  2009.01.07 10:08:32
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