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カテゴリ:グットな人
百貨店の大丸は、もともと夏の京都の風物詩、”大文字焼き”からとったものだ。 古くは、あの新撰組のギザギザ模様の羽織を作った店でもある。 創業者の彦右衛門は、頭が大きくて背の低い、特徴的な男だった。 彦右衛門のつくる店は、どの店も、たいそう繁盛した。 すると、 人々は、彼にあやかろうと、彼にとてもよく似た人形を作ったそうです。 その人形が、商売繁盛のお守り、福助人形だった。 彦右衛門のことば。 ”お客のためにならないものは絶対に売ってはいけない。 世間では、目先のことばかりを考えて商売する者がいるが、 そういうやり方は、わたしはきらいだ。 いかに急ぎのものであっても、そのために相手の足元を見て、 高値をつけるようなまねをしてはいけない。 また、大名の御用でも、わらべのお客でも 上下をつけるようなことはしてはいけない。” ”義を先にして利を後にするものは栄え、利を先にして義を後にするものは辱められる。” ”先義後利(せんぎこうり)”。。。大丸の是訓である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.12.01 00:29:13
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