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カテゴリ:本田宗一郎
トヨタ自動車の下期の数字は1000億円規模の連結営業赤字になるそうだ。 個人的に大好きな会社なのでがんばってもらいたいです。 ふと、本田宗一郎の言葉を思い出した。 本田宗一郎 ”ある銀行のお偉方が、うちの専務にこういうことを言ったらしい。” ”二輪よりも三輪、三輪よりも四輪のほうが高級車だ。” ”つまり車輪が増えるほど高級自動車になるという論法だが、これには驚いた。” ”自動車は陽の当たる産業だと騒がれているが、肝心の銀行マンがこの程度の考え方しか ”もっていないというのはいかにも情けない。” ”この論法でいくと、六輪駆動車はもっと高級車で、キャタピラを持っている戦車などは ”最高級車と言うことになる。” ”さらに動物にたとえると、二本足の人間なんか最低で、犬の方が高級で ”ムカデになると超高級動物ということにもなる。” ”僕は四輪会社の決算書を見るたびに、銀行から安い金利で金を借りてきて 高い金利で車を月賦販売で売って、そのサヤが利潤として大きく計上されているんだなあと いつも思う。70万も80万もする自動車だから、100%キャッシュで売るのは 無理かもしれないが、金利のサヤが儲けの主要な部分になるような企業のあり方そのものが 僕の神経には耐えられない。自動車工場を経営していても、技術とアイデアで 儲けないで、金融操作で儲けているのでは、どうみても自動車会社とはいえない。 そういう会社が、日本の一流の企業としてチヤホヤされ、自分でうぬぼれているところに 日本の企業の弱さがある。土地を売って儲けても、同じ儲けには違いないが、 何でもいいから儲けさえすればいいというのでは、折角の看板が泣こうというものである。 会社が大きいと言うことは、自分が大きいということではないし、 ましてや人間の良さとはまったく関係がない。 大きさからいえば、観音様は1寸8分で、仁王さんは雲をつくような大男だが 仁王さんはやっぱり門番にしかなれない。 仁王さんになって威張っているのも人生かもしれないが、 僕はそういう人生を送ろうとは思わない。” さわやかな人。。。本田宗一郎さん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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